世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は9月14日、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行(パンデミック)について「まだ到達していないが、終わりが視野には入ってきた」と述べ、収束に向けて感染拡大防止の取り組みの継続を訴えました。
WHOの集計によると9月5〜11日の週間感染者数は、日本は前週比54%減だったものの53万7181人に上り、8週連続で世界最多に。同期間の死者数は2306人の米国が最多で、日本は1681人で2番目に多かったと発表されました。また、8月29日〜9月4日にWHOに報告されたウイルスの遺伝子解析のうち、オミクロン株派生型BA・5は90%を占めていました。
テドロス事務局長はオンラインでの記者会見で、死者数が先週、新型コロナが猛威を振るい始めた2020年3月以降で最も低い水準にまで低下したと報告。「世界はかつてないほど良い状況にある」と語りました。しかし、「我々はまだ収束に達してはいない。マラソンランナーは、ゴールが見えても立ち止まらない。この機会を逃せば、さらに多くの変異株や死者を生みかねない」と述べ、警戒を怠らないよう訴えていました。
このニュースについてネット上では、「誰が信用するかよ」「誰かが終わりって言ったら終わるの? 危ないよって言えばスタートで右往左往しての繰り返し?」などと、この発表は信じがたいといった声が寄せられていました。マスクを外して安心して生活できる日が来るのでしょうか。
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