『世界陸上オレゴン』(TBS系)にてメインキャスターを務めた俳優の織田裕二。
13大会連続メインキャスターを務めながら数々の名言を残してきた織田ですが、今年は織田の”古びた価値観”や”表現”が目立ち、問題になっています。
1.「男」大量連呼
まず、男子100mでサニブラウン選手が日本人として初めて決勝に進出し7位に入賞した際に発せられた言葉でした。
織田は感想を求められた際、「男の中の男だと思います」とコメントしました。
どうやら織田は「男」という表現が気に入っているようで、男子走高跳にてカタールの選手と韓国の選手が競り合っている際にも、「どっちも男ですよね」
さらにアメリカの選手については、「とんでもない男に育っていると思いますよ」など「男」というワードを連呼しています(笑)。
反面、女子選手の活躍については、「女」という表現は使われませんでした。
2.「顔見て、同じアフリカと思えない」
次に、男子3000m障害決勝の際の発言でした。
織田の後ろには、有力選手2人の写真とプロフィールが映し出されていたのですが、ケニアとモロッコの選手を見比べて織田は、
「顔見て、同じアフリカと思えないほど違うでしょう」と発言したのです。
この発言を違う方向で解釈すれば「アフリカの人は同じ顔」という偏見が含まれているとしか思われません。
男子400mハードル決勝では、ノルウェーの選手に対し、
「すごい白人選手が出て来たと思います」
「すごい選手が出て来た」で通じるところを「白人選手」と織田は伝えていたのです。
3.「かわいいです」「おねえさん」
女子三段跳の選手に対しては「かわいいです」と個人的な感想まで。やり投げの選手については「日本人(選手)の2人が若い。あとはおねえさんばかり」と、選手と言わずに“おねえさん”と表現までしていたのです。
4.「ダメダメダメ、メダルなんて望んでない」
次に男子200mを走った日本人選手が、リレーについてインタビューが行われた際の織田の返答でした。
「今まで日本はメダルを取ってきているので、メダルを目指して頑張りたいと思います」と選手が意気込みを発表したときでした。
織田は、「ダメダメダメ、そんなこと思っちゃダメ。メダルなんて望んでないから、今回。そんなの望まなくていい。なぜならば今回は、1回もリレーに出たことのないメンバーしか残ってないから」と、選手が語った目標を「ダメダメ」と堂々と否定したのです。
これを聞いた選手はどんな気持ちだったのでしょうか…。
そんな織田も、今回で世界陸上のメインキャスターを引退します。
数々の問題発言が目立っていましたから、今回が潮時と言えるのかもしれませんね。
[著作権者VONVON /無断コピー、無断転載および再配布禁止(違反時の法的措置)]