6月26日の夜、ツイッターで桐貴清羽さんは、先斗町の置屋にいた際に「当時16歳で浴びるほどのお酒を飲ませられ、お客さんとお風呂入りという名の混浴を強いられたなどと衝撃的な“告発投稿”をして世間をざわつかせていたが、今回初のメディア出演をし世間をさらにざわつかせています。
芸妓を目指して修業する15歳から20歳までの女性が「舞妓」と呼ばれる前に、多くは中学校を卒業して「置屋」に入ります。住み込みで日本舞踊などの芸事を習い、白塗り化粧と華やかな着物姿で踊りを披露し、一日を過ごすそうです。宴席となれば、深夜までかかる日も多々あり、未成年者を深夜まで従事させることや、桐貴さんが告発した「未成年飲酒」については、後藤茂之厚生労働大臣が「芸妓や舞妓の方々が適切な環境で、ご活動いただくことが重要」と見解を示すほど「社会問題」として注目されていました。
置屋の生活は想像以上に厳しいものだそうで、髪結いをする日は朝4時、5時起きで、休みは月に2日ありますが、お金も月5万円程度しかもらえず何もできなかったと言います。お客の前に出る「お座敷」でもほかの場所でも、舞妓は飲まされると発言したが、SNSには『そんなことはない』という声も寄せられましたそうです。しかし桐貴さんは実際にある政治家のパーティに呼ばれて、お酒を断ったにも関わらずすすめられたことがあると言います。また“シャチホコ”といって、舞妓が三点倒立をして、お客様が着物の裾を広げて下を見る“覗き系”もありました。舞妓は子供なので『そういった行動を理解しておらず、恥ずかしがらない』という建前があり、嫌でも拒否できません。当然、お酒も入っています。座興の度がすぎて、着物の脇や裾の間から、手を入れてくるお客様もいたと言います。
労働基準法に違反するのではないか、という指摘について、京都労働局に尋ねたところ「舞妓の労働性については、個別事案になるので、答えられません」との回答に終始した。桐貴さんは「投稿してからしばらくは、携帯電話の着信が鳴りやみませんでした。この携帯番号を知らないはずの、京都時代の関係者たちからもかかってくるんです。なかには『京都は怖いところだよ。暴露して危険じゃないか?』」と投稿後の体験も語りました。
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