安倍晋三元首相が奈良市内で参院選の街頭演説中に銃撃されて死亡した事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された山上徹也容疑者がとある宗教団体名を挙げ、「母親がその団体にのめり込んで破産した。安倍氏が団体を国内で広めたと思い込んで恨んでいた」と供述していることが明らかになりました。
奈良県警は山上容疑者が、安倍氏はこの団体に近い関係者と思い込み、一方的に強い殺意を抱いていた疑いが強いとみて詳細な動機を調べているそうです。
さらに山上容疑者は「母親が団体と金銭トラブルになった影響で家庭が崩壊し、この団体を国内に広めたのが安倍氏だ」と述べ「安倍氏の政治信条に対する恨みではなく、恨んで狙っていた」と説明していると言います。
安倍氏の党公認候補者の応援演説の日程は事件前日の7日夕に急きょ決定したのですが、山上容疑者は「ホームページで安倍氏の演説を知った。現場には電車で向かった」と話しているそうです。
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