歌手の葛城ユキさんが今月27日午後2時に腹膜がんのため、都内の病院で73歳で死去していたことがわかりました。葛城さんは岡山県出身で独特のハスキーボイスとともに「ボヘミアン」のヒット曲などで知られています。昨年4月にステージ4の腹膜がんを患っていることが判明していて、5月から治療を行っていました。
先月17日には、千葉県でステージ復帰を果たし、約1年1カ月ぶりの歌唱で、車いすに座ったまま「ローズ」を力強く歌い上げ、観客からの声援に応えていました。
葛城さんは1949年生まれで、大阪の音楽スクールに通い、73年にヤマハポピュラーソングコンテストに「朝霧マチ」名義で出場し最優秀賞を受賞し、「葛城ゆき」としてニューミュージック歌手としてデビューしました。 しかしすぐには売れず、ロックに転向し、ハスキーな声でシャウトするエネルギッシュなステージは評判となり、“女ロッド・スチュワート”の異名もとり83年には「ボヘミアン」が大ヒットし、約40万枚を記録する売上で代表作となりました。
ご冥福をお祈りします。
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