俳優の写真撮影が禁止された金沢市の「百万石まつり」を巡り、メインイベント「百万石行列」で前田利家の妻お松の方を演じた栗山千明は13日までに、自身のTwitter上で騒動を謝罪しました。ネット上では様々な声があがっております。早速一連の騒動について見ていきましょう。
事の発端となったのは、6月4日に行なわれた同まつりの「百万石行列」で、前田利家役を竹中直人、正室お松の方役を栗山が扮したが、実行委が「肖像権保護」を理由に沿道からの撮影禁止を求めた件でした。
これについて栗山は「私が参加し、関係者の方々のご配慮に甘えてしまった事が、皆様のご不満を招く原因だったと思います」とまずは謝罪。続けて「健康面を気遣い日傘をご用意して下さった方、和傘が風で折れてしまってからは危ないのでと支えて下さった方、他にも多くの方の、お力添えをいただきました」「そして何より、お祭りのためにご尽力されていました。ご配慮、ご尽力されたお祭り関係者の方々が残念に思うような発言や投稿は御控えいただけますと幸いです。どうか宜しくお願い致します」(原文ママ)などと綴っていました。
最後には「私の責任ではありますが、金沢が好きで百万石まつりを楽しみにしていましたので、私自身思わぬ反響に心苦しく思っています。今後この件ついての言及は控えさせていただきます」「改めまして、誠に申し訳ございませんでした。そして関係者の方々、応援して下さった皆様、本当に有難う御座いました」(原文ママ)と続け、騒動について謝罪した栗山。
百万石まつりは、石川県金沢市で毎年6月に開催される祭。加賀藩の祖である前田利家が金沢城へ入城したことにちなみ、入城の行列を再現した百万石行列をはじめ、茶会や薪能などのイベントを3日間にわたり実施しています。新型コロナウイルス(COVID-19)感染対策の影響による中止を経て、3年ぶりとなった百万石行列でしたが、
イベントに華を添える一方で、金沢市と金沢商工会議所で構成する実行委員会は、公式サイトで「肖像権保護のため写真撮影・録画及びSNSへの投稿をご遠慮ください」との案内を掲載し、当日は現場でスタッフが立て看板を持ち、撮影やSNS投稿禁止を叫んでいました。この要求に観客は困惑となった様子からも栗山が騒動に反応したという形になりますが、謝罪を受けてネット上では以下のような意見が寄せられていました。
「「栗山さんのせいじゃないから」「栗山さんは悪くはないので謝らないで」「笑顔で手を振っていたり、指ハートのリクエストに応えていたり、素敵な方だなと思いました」「江戸時代を演出したイベントなのに日傘とか撮影禁止プラカードとか雰囲気ぶち壊しだよね。ギャラ貰ってるのにこの仕事ぶりと態度はありえない」などと賛否の声も上がっていました。
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