赤西仁は、元ジャニーズ事務所所属のタレントであり、亀梨和也や中丸雄一などをメンバーとした「KAT TUN」の一人でした。
赤西仁と「KAT TUN」
「KAT TUN」というグループ名は、メンバー一人ひとりの苗字の頭文字のアルファベットを組み合わせたものとしてよく知られていますが、破天荒な遊びぶりが目立った赤西仁がグループを脱退したのを機に、「KAT TUN」のKAは亀梨のKAということに定義変更されたのは、ファンはもちろん、ファンではない人たちの間でも、ちょっとした話題になりました。
写真:駿河屋
その後、KAT TUNでは田中聖、田口淳之介と相次ぐ脱退者が出たことから、現在は活動中止を余儀なくされています。
それぞれに脱退理由はあるものの、その先陣を切った形となった赤西仁は、ジャニーズ事務所内でも夜遊びが激しいグループのリーダー格であったことから、事務所による拘束が煩わしかったのかもしれません。
また、一説にはジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長のお気に入りで、なんでも自由にやらせてもらうことができたため、ソロで活動したいというわがままがすんなり通ったともいわれています。
写真:Pinterest
さらには、グループの顔ともいえる亀梨和也との相性が悪く、けんかが多いグループとしてもよく知られていました。
とはいえ、赤西仁本人によると、脱退はグループ内での人間関係のもつれなどではなく、今後の活動に対する考え方の違いだということです。
これをジャニー喜多川社長も了承し、2010年に脱退することになりました。
赤西の脱退後は?
その後は活動の拠点をアメリカに移し、5大都市をめぐって『Yellow Gold Tour 3010』で15000人を動員したことを皮切りに、2011年春にはアメリカでデビューしています。
ソロデビュー作品となった「Eternal」は、発売されるやいなや、21万7000枚の売り上げを記録し、オリコンヒットチャートの初登場1位を獲得したことで、一躍ソロシンガーとしての力量を周囲に認めさせることとなりました。
また、シンガーとしての活動だけでなく俳優業にもチャレンジし、キアヌ・リーブス主演作品『47RONIN』のオーディションを受けて見事に突破し、2012年にはハリウッドデビューも果たしているのですから、その才能はかなり秘めたものがあったと言えます。
2010年に「KAT TUN」を脱退したものの、ジャニーズ事務所との契約は続いており、2014年を持って同事務所を退社、すでに公式サイトから名前は消えていましたが、これでジャニーズ事務所からの制約がなくなった赤西は、その後、30歳の誕生日を機に個人サイトを開設し、ファンクラブも発足するなど、本格的な活動再開を始めています。
赤西仁の今後も期待される!
女優の黒木メイサと結婚し、2012年に生まれた子供の育児にいそしむイクメンとしての顔も見せていたため、芸能活動から遠ざかっていた時期もありました。
また、2017年には第二子を授かり、女児、男児の二人の子を持つ父親として奮闘していると言ったところです。
日本では、人気グループを脱退したことに始まり、おさわがせ人物といった印象が強い赤西ですが、アメリカでは2013年から4年連続で「世界で最もハンサムな顔100人」に選出されています。
アメリカで活躍する赤西にとって、この評価はうれしいものであったようで、応援に関する感謝の気持ちをTwitterでツイートするなど、年を重ね、子供を持つ親となったことで、とんがっていた若い頃に比べると、かなり丸くなった様子が窺えます。
現在はJIN AKANISHIの名で、日本でもコンサートを行うなど、アメリカと日本を行き交いながら活動する赤西仁の活躍には、今後も注目が集まりそうです