俳優水嶋ヒロは小説家?
水嶋ヒロについては、俳優であるという認識を持っている人が多いと思われますが、近年は俳優業よりも、コンテンツのプランニングを行ったり、クリエイターとしての活躍が目立っています。
また、本名の齋藤智裕の名で発表した小説「KAGEROU」が、第5回ポプラ社小説大賞を受賞したこともあって、俳優なのに小説が書ける人として、一躍注目を集めました。
今後は小説家として活躍していくのかという見方もあり、徐々に俳優としての姿が見られなくなっていったという側面もあります。
英語もできる水嶋ヒロ
長い間スイスで暮らしてきただけあって、英語が堪能であり、180cmというスタイルの良さと甘いマスクから、俳優として人気が出るのにさほど時間はかかりませんでした。
端役としていくつかの作品に出演したのち、「仮面ライダーカブト」で主演を務めたことで、一気に知名度が上がり、ファンを集めました。
昨今、仮面ライダーシリーズからは、のちに人気者となるイケメン俳優がたくさん出ていますが、水嶋ヒロもその中の一人だったわけです。
それからは、テレビドラマを中心に、主役ではないものの、「花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜」では、個性が強く、頼りがいのある先輩役を演じました。
この作品は、男子生徒を演じた堀北真希を中心に、小栗旬や生田斗真、岡田将生などといったイケメン揃いだっただけに、仮面ライダーファン以外にも、広く認知されるようになりました。
その後は、カッコよくて逞しく、それでいてどこかミステリアスな執事を好演した「メイちゃんの執事」や、再び小栗旬とバディを組んだ刑事ドラマ「東京DOGS」など、人気作品に立て続けに出演し、イケメン若手俳優のなかでも飛びぬけて目立つ存在でした。
水嶋ヒロの電撃的な結婚
そんな人気絶頂期にあった2009年、同じ事務所に所属していたシンガーソングライターの絢香と電撃的な結婚発表を行います。
まず、第一声はファンの皆さんに対する謝罪の言葉からという、異例の会見となりましたが、バセドウ病を患い、歌手を引退するという絢香を、何としても支えるという強い決意が伝わる結婚発表は、多くの人に好意を持って受け止められました。
ただ、結婚を機に水嶋ヒロの俳優としての活動は徐々に少なくなり、その理由として執筆活動に専念したいというものがあったのです。
ポプラ社小説大賞受賞により、久しぶりに彼の姿をメディアで見た人も多くいて、いまだに熱心なファンがいることをうかがわせました。
また、賞金として授与された2000万円を寄付したことも、彼のオトコマエな言動をよりいっそう魅力的に見せたのは間違いないでしょう。
2014年には、久しぶりに映像の世界に戻ってきて、映画「黒執事」の主役を演じました。
原作は人気コミックで、主役のセバスチャンを演じるには水嶋ヒロしかいないという、監督の熱烈なオファーを受けての映画化でした。
共演は剛力彩芽で、作品の制作に当たっては、本名の齋藤智裕の名で共同プロデューサーも兼ねています。
夫婦で株式会社設立!
バセドウ病により、歌手活動を辞めた妻の絢香は、夫の献身的な看護のおかげか、順調に回復し、再び歌手活動を再開しています。
それに伴い、夫婦で株式会社を立ち上げて所属し、活動していましたが、その後、自らが代表となって株式会社を設立したり、旅行業に関わるなど、幅広い範囲で活動を続けています。
俳優業で見かけることは少なくなってきたものの、ネイティブの英語力を生かし、2015年にはアメリカの人気ドラマに出演するなど、俳優業もワールドワイドに行っている水嶋ヒロ、今後の情報から目が離せません。
私生活では女児に恵まれ、自身のSNSでは「I am Dad.
」と、簡潔に、けれど万感の思いを込めて喜びを表現していました