水原希子について
主に日本でファッションモデルや女優として活躍する水原希子は、本名をオードリー・希子・ダニエルといいます。
母親が韓国人、父親がアメリカ人ということで、彼女自身は日本人の名を名乗っていながらも、日本人ではありません。
ただ、そのルーツをたどっていくと、祖母が日本人であり、母親が在日韓国人であるということもあって、日本人の血が全く流れていないわけではないといえます。
両親が離婚したのを理由に、それまで住んでいたアメリカから、兵庫県の神戸市で育ったことも、彼女の中に日本人という感覚は育っていったと思われます。
とはいえ、韓国人とアメリカ人の間に生まれたことにより、日本人ではないことがはっきりしているため、なぜ、日本人の名を名乗るのかという声は多く上がっています。
また、彼女自身が自分のルーツを考えるとき、人種を越えて仲良くすることはできないのかという思いに駆られるようで、時に過激な発言が飛び出すことがあり、そのあたりがアンチを作り出していると考えられます。
それでも、その類まれなるファッションセンスと、若い女性の憧れとなるメイクやヘアスタイルなどで、ファンもたくさんいます。
人気が出れば、それに比例するようにアンチが生まれるのが世の常ですが、そのアンチの声を跳ね返すだけの強さが、水原希子にはあると言えそうです。
水原希子の芸能活動は?
ファッションモデルとして活躍する傍ら、女優としても活躍のフィールドを広げている彼女は、映画やテレビなどで注目される作品に出演することが多くなってきました。
2009年、話題作「ノルウェイの森」映画化にあたり、主人公の恋人役という大役に抜擢され、映画デビューを果たしました。
その後も話題作に出演し、映画「進撃の巨人」では、その美しいプロポーションを活かしたアクションシーンに取り組み、新たな境地を開いています。
日本ではアンチが騒ぐ原因となっている出自も、海外での活動を行う上では障害とはならず、むしろプラスになっているようで、海外のゲストセレブリティとして、さまざまなコレクションに招待されています。
シャネルやルイヴィトンといった錚々たるブランドが、こぞって水原希子を招くあたり、本人の努力も相当なものだと推測できるのではないでしょうか。
インスタグラムを開設しており、時折、男性諸君の目をくぎ付けにする写真を投稿するなど、その破天荒な行動と、アンチに負けないコメントには常に注目が集まっています。
政治的、あるいは民族的対立から、しばしば引き合いに出されることが多いその出自や、日本名での活動に対する反感もあって、ある意味、本人に責任はないところで、その評価が独り歩きしている感があります。
ただ、日本で活動をしながら、海外に向けては「自分は日本人じゃない」といった発言を行い、それがまた炎上の原因になるなど、とかくその言動に注目が集まる人物だと言っていいでしょう。
今後はどうなるの?
今後もモデル、そして女優として活躍していくことが予想される水原希子は、その複雑に絡まる出自のルーツを跳ね飛ばす勢いで、活動していくのではないかと思われます。
そこには、どこの国の人間かというよりも、水原希子という人間を見て、評価してほしいという思いが、彼女の中に常にあるのかもしれません。
今後は日本で活動していることを踏まえ、日本にとってプラスイメージをつくりあげるような、そんな活動をしてくれることを期待しているファンも多いのではないでしょうか。
その時初めて、アンチの見る目が変わり、公平な視点から評価される日が来るような気がします。
アンチに負けない過激な発言がウリともいえる彼女ですが、日本、韓国、中国といった国の立場を理解し、配慮した発言が求められているのは確かです。