今月9日、松田聖子が、グランドプリンスホテル新高輪でディナーショーで、実に112日ぶりにステージ復帰しました。その舞台での挨拶や歌う最中にもらい泣きしてしまうファンが続出しているそうです。
一人娘の神田沙也加さんが、35歳の若さで急逝した昨年12月18日、沙也加さんが札幌のホテルから飛び降り、生死の境をさまよっていたとき、聖子は同じ会場でディナーショーを行っていたそうです。スタッフには、ショーの最中に一報が入っていたが、聖子には知らされなかったそうで、終了後に事情を知った聖子は号泣し、翌日以降のショーを中止し、NHK紅白歌合戦の出場も辞退していました。
この日のディナーショーは、その振り替え公演で、1曲目は『あなたに逢いたくて~Missing You~』、続けて『SWEET MEMORIES』を歌い終えた聖子は、会場を埋めたファンに向けて静かに「私の娘は昨年12月18日、天国に旅立ちました。あまりにも突然のことで、現実を受け止めることがとても難しくて、今でも正直、信じられない気持ちでおります。私は沙也加の歌声が大好きでした。今も、彼女の歌声は私の心の中に響いています。この先も頑張って、沙也加と歌ってまいります」と涙声で語りました。
3曲目にセレクトしたのは坂本九さんの『上を向いて歩こう』で、これは11年の紅白歌合戦で、初めて沙也加さんと母娘共演した際の楽曲でしたが、途中、涙で歌えなくなると、ファンから拍手が起こり会場中がもらい泣きしていました。
会場には、タレントの西川史子や、中川翔子の姿もあり、西川はSNSで聖子の第一声から泣き通しだったと告白し、「今の私に沢山の勇気を頂きました」とつづっています。
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