米ミズーリ州セントルイス郊外にあるジャクソンでとっても珍しい特徴を持つ犬が保護されました。生後10週間の子犬でクジラの仲間のイッカクの英名にちなみ「ナーワル(Narwhal)」と名付けられました。そのナーワルの顔面にしっぽのようなものが垂れ下がっており、インターネット上ではたちまち人気を集めているようです。
額にしっぽ?
話題になったのは当時生後10週間の子犬の「ナーワル」。保護団体によると、子犬のフルネームは「ナーワル・ザ・リトル・マジカル・ファーリー・ユニコーン」。子犬なのにものすごい長い名前に驚きですが….。そのナーワルを発見後に同団体が保護しました。
ナーワルの発見当時は凍えるような寒さで、足には凍傷の初期段階とみられる症状も出ていたそうです。牙に似た歯が突き出ているイッカクとは異なり、ナーワルの額にあるしっぽは短く、両目の間にちょこんと生えています。遊ぶ時にはそのしっぽが左右に揺れるそうです。また、顔のしっぽとは別に通常のしっぽもあります。
第二のしっぽに気付いてない
この保護団体は障害を持って生まれたり、虐〇を受けたりした犬の保護を専門にしているそうです。団体の職員によると、ナーワルは目に見えて回復を遂げており、凍傷も治りつつあるといいます。
獣医師によると、額のしっぽに実質的な使い道はないとし、痛みを引き起こすわけでもないとのこと。また、切除する医学的な理由もないことから、そのままにしてあるそうです。保護団体は「ナーワルが顔のしっぽを気にする様子はありません。普通の子犬と同じように動き回っています」とフェイスブックへの投稿で説明しています。「ナーワル」は第二のしっぽの存在に気が付いていないようで、しっぽを振ったりはしないとのこと。これから成長するとともに、このしっぽがさらに長くなっていくかどうかはまだ判明していないようです。
里親が殺到
インターネット上で「ナーワル」の珍しい姿が話題になり、たちまち人気を呼んで大勢のファンが出来たようです。保護団体には引き取り手が殺到する事態となり、既に50件以上の申し込みが寄せられているといいいます。しかし、まだ里親に預ける準備はできていないとのこと。
まとめ
ナーワルが成長して、ワクチン投与などの医学的措置を重ねた段階で、里親募集を今後行う予定だそうで、スタッフは額のしっぽに問題が生じたり、巨大化したりしないか、もう少し見守りたい考えのようです。
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