口に広がる味と噛み応えのあるガム。幼い頃、ガムを噛みながら風船を作って楽しんだ経験は誰でも一度はあるでしょう。
年を取るにつれて顎を上下に動かしガムを噛む姿が良い印象を与えない、あるいはガムを長く噛むと顎の形が変わるという理由でガムを避ける人もいます。
しかし、毎日規則的にガムを噛むと健康に良いという事実が話題を呼んでいます。
ベトナムメディア「プヌトゥディ」は定期的・適度にガムを噛むと私たちの体に起こる、驚くべき変化について紹介しました。
まず、虫歯や口臭を予防できます。10分間ガムを噛むと、約1億匹の口内細菌を殺菌することができます。ガムを噛むことは歯磨きと同じ効果があるからです。
しかし重要なことは、シュガーレスガムを噛むことです。砂糖を含むガムは、むしろ歯に有害なので避けた方が良いでしょう。
また、逆流性食道炎の症状を抑えることにも役立ちます。
ガムを噛むと唾液の分泌が促され、制酸効果をもたらし胃酸の逆流を防ぐからです。
さらに受験生にも役立ちます。集中力向上とストレス解消になるからです。
噛むという反復的で単調な動きは頭をすっきりさせます。ベイラー医学大学で実施されたガムの覚醒効果に関する研究において、ガムを噛んだ人々成績が普段よりも3%上昇したという結果が出たことがあります。
この研究結果は、ガムが普段よりも集中力を高め、業務遂行能力を高めるという事実を示しています。
ガムを噛むと、ストレスホルモンのコルチゾールを減少させ、あなたのストレスを減らしてくれる効果もあります。
何よりも多くの人々が沸いた効果は、まさにダイエットに大いに役立つという点です。ガムを噛むと顎関節を使うため、この運動がカロリーを消耗させるといいます。
早稲田大学の研究チームが21-60歳の男女46人を対象にガムの噛み方と運動効果の関連性を調査した結果、ガムを噛みながら運動した人の1分当たりのカロリー消耗量が平均2カロリー高かったのです。
研究者らによると、ガムを噛むことで一定のリズムを促し、これによって心拍数が上がるために運動効果が大きくなるのではないかと指定しました。
また、食前にガムを噛むと空腹感を減らし食欲を抑えられる効果もあります。
専門家らは、1日に約10分ほどだけガムを噛めば、私たちの体に良い変化が現れるだろうといいます。
ガムを長時間噛むと、顎関節に支障をきたすためあまり長く噛むことは良くないこと、また、甘いガムは歯に有害なため健康のために必ずシュガーレスガムを噛むことを勧めました。
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