ふたりの人気漫画家「真島ヒロ」と「尾田栄一郎」の作風が似ていると話題です。同一人物説、兄弟説、盗作疑惑など気になる噂について検証します。また、尾田栄一郎の他にも真島ヒロの作風に似ていると言われる漫画家についても紹介します。
真島ヒロと尾田栄一郎の作風が似ていると言われたきっかけ
真島ヒロと尾田栄一郎さんは絵柄やストーリー展開など、作風が似ているとの声が多数挙がっています。
単行本の表紙の構図について、2007年9月に発売された尾田栄一郎さんの「ONE PIECE」47巻と、同年11月に発売された真島ヒロさんの「FAIRYTAIL」7巻がよく比較対象として用いられます。
どちらの表紙も、キャラクター4人が十字に並んでいるという類似点があります。
作品内の印象的なシーンで片腕を突き上げるポーズや、肌を露出させたキャラクターの服装が目につきやすく、作風が似ていると言われる要因となっています。主人公側と敵がどちらとも団体であることや、キャラクターの言動の流れが同一であると指摘されることもあります。
盗作疑惑まで?真島ヒロと尾田栄一郎の作品が似ていると言われる根拠
作風が似ていると、盗作疑惑をかけられることは珍しくありません。
作品内で構図の似たコマが続き、真島ヒロさんが尾田栄一郎さんのアシスタントを務めていたという嘘の情報が出回ったことがありました。
作品内では本を持っている大きなキャラクターを真正面から描いたコマや、負傷して顔を伏せたキャラクターの横腹から血が溢れ出たコマ、キャラクターが大蛇を従わせているコマ、などの類似点はキリがありません。
ストーリーでは名前の似た都市や1000年の歴史を持った国、独特な挨拶、ジャックと豆の木を参考にした話などが、FAIRYTAILとONE PIECEで展開されました。絵柄の躍動感も共通しています。
真島ヒロと尾田栄一郎の同一人物説と兄弟説を検証
尾田栄一郎さんと真島ヒロさんは漫画作品に限らず、細い目など顔が似ていることから同一人物説や兄弟説が囁かれています.
家族構成について詳細は発表されていませんが、尾田栄一郎さんは1975年生まれで熊本県出身、真島ヒロさんは1977年生まれで長野県出身と生年月日が違えば出身地も離れているため、同一人物や兄弟であるとは言いがたいです。
真島ヒロにはもっと似ていると言われる漫画家が居た
「山田くんと7人の魔女」の原作者である吉河美希さんは真島ヒロさんのアシスタントを務めた経験があるため、絵のタッチが似ています。
吉河美希さんは2003年に講談社のマガジンSPECIALで「GLORY DAYS」を掲載し、デビューしました。
作画以外にもギャグシーンで白目が飛び出るなど、真島ヒロさんの影響を受けています。2005年に週刊少年マガジンで「ヤンキー君とメガネちゃん」を連載し、2011年6月に最終巻が発売されました。
まとめ
尾田栄一郎さんは大抵の男性キャラクターの目を点や円で表すというポリシーを持っている一方、真島ヒロさんは比較的目をしっかりと描き込む特徴があります。2人の作風は、ドラゴンボールの作者である鳥山明さんから影響を受けています。参考にするものがある以上はストーリーやキャラクターなど作品が似ることは自然です。63巻で終わりを迎えたFAIRYTAILと1997年から2017年10月現在も描かれているONE PIECEは長編漫画であるため、多くの絵が描かれたと考えれば多少の類似点があってもおかしくはありません。