馬油でシミを消すという「馬油シミ対策」が話題です。なぜ馬油でシミが消えるのか、馬油でシミを消すための方法についてご紹介します。実際の効果や濃くなったという人の声も集めました。
馬油でシミが消えると言われる理由とは?
馬油は、人間の皮脂に最も近い成分の天然油脂です。そのため、肌の角質層への浸透度が高く、肌細胞の保湿力に優れています。また、馬油には、リノール酸、αリノレン酸、オレイン酸といった不飽和脂肪酸が含まれています。こういった不飽和脂肪酸には、高い抗酸化作用や殺菌作用があります。
馬油を塗ると、肌に油膜を張り、肌のもつバリア機能を助ける働きをします。馬油を塗る時には、少しべたつくためしっかりとすり込むように塗り込みますが、マッサージ効果も高く、血行促進効果もあると言われています。新陳代謝を活発にする効果も期待できます。
肌の新陳代謝が高まると、古くなった表皮細胞が垢となって落ちその下に新たな肌が生まれるサイクル、肌のターンオーバーも活発になります。肌のバリア機能をとターンオーバーの働きにより、シミにも良い効果が期待できるのです。
馬油でシミを消すための方法
シミに効果的だと言われている馬油でスキンケアをする方法は、洗顔、パック、化粧下地や洗顔後のクリームとして塗るなどがあります。
洗顔方法は、馬油を顔全体に塗り、マッサージをするようになじませます。5分ほど待ってからふき取って、ぬるま湯で洗います。
パックは、お風呂の中でするとさらに効果的です。パックの仕方は、馬油を指先にとり、マッサージしながら、肌に塗りこんでいきます。お湯につかっている間、10分くらい待ち、洗い流します。
お風呂上りや洗顔後にクリームとして塗るのも有効です。その際には、気になるシミに少し多めに塗ってもいいかもしれません。化粧下地として使うには、馬油を少量、米粒大くらいの量を顔全体に塗り込みます。指先にとって少し温めると伸ばしやすくなります。
本当に馬油でシミは消えるのか
馬油でシミが本当に消えるのでしょうか。シミが消えるまでにかかる時間は、人によって違うようです。芸能人の方でも2か月くらいで効果を実感できたという方もおられます。
気になる口コミによると、5か月くらいでほとんど気にならなくなるほど薄くなったという方もいらっしゃいます。天然のものなので、即効があるというわけではないようです。毎日使い続けていると、1か月ほどで何となくシミが薄くなってきた気がする、半年ほどで気にならなくなった、そのほかの効果も高いので使い続けているという方が多いようです。
馬油でシミが濃くなったという人もいる?
実は、馬油を使い始めたらシミが目立つようになった、濃くなったという方もおられます。これは、馬油が逆効果でシミが増えてしまったり、色が濃くなってしまったりしたというわけではないのです。馬油は、肌全体のターンオーバーの周期を健全にし、肌の保湿力やバリア機能を高めるため、肌全体の色が明るくなります。私の家族が肌の透明感が増したと感じたのもそのためです。肌全体の色が明るくなると、相対的にシミが目立つようになってしまいます。そのため、シミが濃くなったと感じるのです。ただ、すぐにやめてしまわず、使い続けていくと、シミも薄くなってくる可能性がありますから、様子を見ながらしばらく継続してみてください。ただ、脂性肌の方は肌トラブルになることもあるようなので気を付けてください。