ヘアカラーにチャレンジしようと思っており、「できれば自力でどうにかできるといいな」と考えている人はいませんか?そんな方たちのために市販の商品を使ったヘアカラーについて説明していきます。
暗めでおすすめのヘアカラーは?
これはヘアカラー剤、全般に言えることなのですが、人によって体調を悪化させてしまうことがあります。まず薬剤は頭にある毛穴から吸収されやすいということを理解しておきましょう。そのまま体内に吸い込まれてしまうと、何らかのアレルギー症状が出るなど明らかに体にとって良くない反応が出ることもあります。
もちろん個人差はありますが、もしヘアカラーを使い始めて体調が悪くなったと感じたら、即刻使用を中止しましょう。さてここからは暗めの色に関して語っていきますが、美容院で染める場合は一気に暗い色へ変えるということはしません。まず中間の色を入れるという行程を挟みます。
それを怠ると髪の毛が妙にごわついたり、色素沈着を起こして緑っぽい色になることがあります。コストパフォーマンスがいいからと自力でヘアカラーを行う人にとって、これが落とし穴になるのです。暗く染める際は必ず中間色を入れながらヘアカラーするのが賢明です。
3種類のグラデーション
グラデーションでヘアカラーする場合の選択肢は、大まかに分けて3つあります。まずは毛先だけ染めるやり方について解説していきましょう。髪の毛全体を染めきったあと、毛の先端を明るめの色に染めていきましょう。メリハリがついてオシャレに見えるはずです。髪の毛に対する負担も減らせて失敗することもほとんどないため、このやり方を選ぶ人は多いようです。
次はヘアカラーのみでグラデーションカラーを作成するというもの。ブリーチ剤を使用すると髪の毛が傷みやすくなりますが、ヘアカラーだけの場合は少し傷みを減らすことができます。カラフルなグラデーションを求める人におすすめの方法です。
最後は髪の毛全体をブリーチした後に、ヘアカラーで染めるという方法。こちらのやり方が最も髪の毛にダメージを与えるため、あまりおすすめはできません。欧米人のようなグラデーションカラーに憧れる人は、チャレンジしてみてもいいでしょう。
ピンクのヘアカラーについて
これはヘアカラー全般に言えることですが、時間が経過していくとともに色落ちしていきます。落ちる速度はカラーによって変わります。ピンクは最も色落ちしやすいもののひとつ。ピンク系のヘアカラーには「赤色102号」といった染料が積極的に使われています。酸性の染料を髪に入れたとしても、色素が元々大きいため、髪の毛の内側まで染まることは基本的にありません。ほとんどの人が毎日、頭を洗うはず。それによって色素が流れていき、色落ちが起きるのです。
もうひとつの理由は日本人の髪質。日本人は黒髪の人がほとんどを占めます。黒髪の中には「ユウメラニン」と呼ばれるメラニン色素が非常にたくさん含まれています。黒髪はブロンドヘアーと比較して、カラーが入りづらいと言われています。明るめの色に染めようとしたとしましょう。その場合、最初にブリーチをして黒色を抜いていきます。前記したユウメラニンを壊して髪の毛の色を明るくするのです。このようにヘアカラーというのは、「髪の毛にとって良くない」ということを覚えておきましょう。
まとめ
最近では女性だけでなく、メンズも市販されているヘアカラー剤を使うケースが増えています。しかし聞きかじった知識のみで、毛染めを行う人が後を絶たずその多くは失敗に終わっています。もしセルフでヘアカラーする場合は、知識を頭に叩き込んでからでないと徒労に終わることがこちらの記事を読んで理解できたはず。何でも下調べが大切というわけですね。