亡くなった兄を名乗った電話…
当時85歳の男性から現金150万円をだまし取ろうとしたとして、自称とび職の男が警視庁に逮〇されました。逮〇されたのは、自称とび職・川島 史弥容疑者(当時21)で、以前、葛飾区に住む男性から現金150万円をだまし取ろうとした疑いがもたれていました。
男性の自宅には、男性の兄を装ったうその電話が何度もかかってきていましたが、男性の兄は70年以上前に亡くなっていたため、詐〇だと気づいたということです。川島史弥容疑者は、兄と偽って、「株で損をした。200万円なんとかならないか」などと電話をかけ、現金をだまし取ろうとした疑いが持たれています。詐〇と気がついた男性は、だまされたふりをしようと考え、紙で偽の札束を作ったうえで警視庁に相談したようです。川島容疑者は、男性から偽の札束を受け取ったところを、張り込んでいた警察官に現行犯逮〇されました。
調べに対し、川島容疑者は「『現金です』と言われて受け取ったが、中身は知らなかった」などと、容疑を否認しています。
まさか自分が!?
警察庁が取ったアンケート調査で、振り込め詐〇や架空請求などの被害に遭われた被害者の方々は『自分には関係ないと思っていた』『まさか自分が』といった答えが92.4%だったようです。
なので、未然に防ぐ為には情報を知り、キーワードが出た時に疑問を持ち、そして、明日は我が身と思い、他人ごとと思わずに居ることが大切と思います。因みに、1年間の「おれおれ詐〇」など特殊詐〇の被害額は406億3千万円です。
オレオレ詐〇を未然に防ぐには
①焦りは禁物
詐〇師はまず被害者を焦らせ、冷静に考えられないようにしてきます。しかし、オレオレ詐〇の手口を事前に知っておくことで、怪しいと思う気持ちを持ちながら相手の話を聞けます。また、お金を振り込むよう言われた場合は、振り込む前に誰かに相談するようにしておきたいところです。まずは焦っていたり、恐怖を感じたりしていることを自覚し、冷静さを取り戻すようにしましょう。
②警察が示談や保釈金を要求することはないと知る
劇場型の詐〇では、警察が仲介し示談金などを請求してくる事があります。しかし、本物の警察は示談金を請求したりはしません。
③ATMの利用限度額を下げておく
ATMの利用限度額を事前に下げておくことで、振込型の手口であれば被害額を最小限に抑えられます。
④すぐ本人に確認する
オレオレ詐〇の電話がかかってきたら、まずは本人に確認したいところです。ただし、本人がすぐ出る保障はありませんし、詐〇グループの他のメンバーが本人の携帯に電話をかけて話し中にする手口もあります。なので、あくまで対処法の1つと考えるといいでしょう。
⑤合言葉を決めておく
簡単にできる対策ですが、ご家族に高齢の方がいた場合忘れてしまうかもしれません。
まとめ
今回、被害者のおじいさんの対応はお見事でした。このように冷静に対応できたら素晴らしいですね!
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