カリフォルニア州出身、当時23歳の男性が米陸軍への入隊を前に、15年ぶりに髪を切りました。
米陸軍のレイナルド・アロヨ二等兵が自身の長さ150インチ(約3.8メートル)の髪の毛を非営利の慈善団体である
「Locks of loves」に寄付したことを明かしました。
この団体が何かと言うと、アメリカでヘアドネーションの活動をしているNPO団体。
今から約24年前の1997年に、マドンナ・コフマンさんという一人の看護師が始め他とのことです。
「Locks of Love」のホームページによると、マドンナさんが20代のときに肝炎の予防接種で脱毛症になったことをきっかけに、自身の髪の毛を失ったそうです。
その後薬によって回復しましたが、15年後に彼女の4歳のお嬢さんが脱毛症を発症したそうです。
「自分のときも辛かったけど、娘のときはその10倍も辛い」と思ったマドンナさんは、すべての仕事を辞めルコとを決断し、「Locks of Love」の活動に専念するようになりました。
「Locks of Love」は原則として性別・年齢・人種・国籍・髪の色などを問わず、全世界の人から毛髪の寄付を受け付けます。
条件はひとつで、髪の長さが10インチ(25.4cm)以上あることのみだそうです。
ひとつのウィッグを作るために20~30人分の毛髪が必要なので、寄付する人数は多ければ多いほどいいということです。
マドンナさんの活動はたちまち全米に広がり、提供される毛髪の数は増えつづけているそうです。
レイナルド・アロヨ二等兵は歩兵として陸軍に入隊します。
アロヨ二等兵が入隊したその後は、2週間以内に陸軍歩兵学校が設置されているフォート・ベニングに送られます。という今後の予定を米陸軍の広報担当者は語りました。
アロヨ二等兵が自身のアップしたフェイスブック動画の中で、「米陸軍への入隊を心待ちにしている」と話しました。
また、「どこかのラッキーな女の子がこれを手にすることを願っている」とも加えて話しました。
アロヨ二等兵が新しい髪型を満喫できる時間は長くはない様です。
フォート・ベニングに到着したら、他の男性隊員同様に丸刈りにされることは確かです。
米軍の規定によると、学校を卒業したあとは上官の許しがあれば再び髪を伸ばすこともできるそうです。
しかし、それまでの期間は「さっぱりであり尚かつ伝統的」である髪型を維持しなければならないとないとことです。
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