夏の暑さも落ち着き、過ごしやすい天候でもある9月から10月にかけて増えてくる結婚式ですが、ご祝儀や服装のせいで頭をかかえている方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな分かっているようで分かっていない結婚式参加時の「ご祝儀と服装」についてまとめてみました!
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ご祝儀の金額
結婚式のご祝儀の金額は、一般的に次のようになります。
・友人、上司や部下・同僚、いとこ:3万円
・兄弟:5万円
迷ったときは、上記の金額にすると良いでしょう。
また、友人へのご祝儀で、最近増えてきてるのが、2万円を包むパターンです。
以前は「偶数円のご祝儀だと割り切れるから、夫婦が別れてしまうので良くない」と言われていましたが、
最近では「2はペアという意味でもあるから良い」「2は2重の幸せ・慶びという意味でも良い」といった考えが広まってきています。
割り切れないようにと、1万円札1枚と5千円札2枚の計3枚で2万円、といったご祝儀にする方法をとる人も多いようです。
また、
・新郎新婦との関係が、どのくらい親密か
・他の出席者は、ご祝儀をいくらにするのか
といったポイントも考慮しましょう。
他の出席者と事前に連絡をとって相談し、ご祝儀の金額を合わせるのも良いでしょう。
ご祝儀袋の書き方
次に、ご祝儀袋の書き方についてお伝えします。
ご祝儀袋の中に入っている中袋に、金額や氏名・住所を記載します。
【中袋の表面】
・金額を中央に縦書きで記入します。
・数字は漢数字(壱、弐、参、伍)で書きます。 例) 金 参萬円
・黒色の筆ペンを使い、ボールペンは使わないようにしましょう。
【中袋の裏面】
・左側の下寄りに、住所と氏名を記入します。
・縦書きで書きます。
・黒色の筆ペンを使い、ボールペンは使わないようにしましょう。
その他に、①お札は新札を用意すること。
②中袋を開けた時に、お札の表面(人物が印刷されている面)が上になるように入れること。
③中袋には封(糊付け)をしないこと。 等が挙げられます。
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女性の服装
結婚式に参加する「女性」となると、新郎新婦の母親をはじめ、姉妹や従姉妹、叔母、そして友達・会社の同僚が挙げられます。
結婚式で着られる服装を大きく分けると以下の二つ。
【正礼装】
洋装:イブニングドレス、アフタヌーンドレス
和服:黒留袖(五つ紋付)
【準礼装】
洋装:カクテルドレス、ドレス、フォーマルワンピース
和服:訪問着
結婚式の服装は、新郎新婦が最も高い格の服装になります。(正礼装の場合が多いです)
母親は新郎新婦と同じ格の正礼装で、新郎新婦よりも控え目の服装に。
姉妹や義理の姉妹は、同じ格の正礼装か準礼装で、やはり、控え目の服装となります。
いとこや叔母などの立場なら、準礼装の場合が多いようです。
また、離婚をしている場合も、既婚の服装で考えるのが一般的となっています。
母親や姉、義理の姉の立場では、和服を着る場合が多いようです。
妹やいとこ、叔母の場合は、洋装が増えているようですね。
和服を着るのであれば、かえって迷うことは少ないかもしれませんが、洋装の場合、「控え目の服装」というのはどの程度なのか気になりますよね。
一般的には、無地で、濃紺、黒、ベージュが多くなっており、
・濃紺のドレス+シルバーのストールやボレロ
・黒のドレス+ベージュのストールやボレロ
・ベージュのドレス+黒のストールやボレロ
といった組み合わせが定番です。
アニマル柄の入ったドレスや、肩や膝が出ている服装、そして新婦のドレスと被る白は避けましょう。
また、「喪服」を連想させることから「黒」は避けるべきだとされていますが、アレンジ次第で黒も着れます!
例えば、黒のワンピースに黒のストッキング、黒のハイヒールに黒のバッグなど、全身黒にするながダメなだけであって
差し色で、白やパステルカラーのボレロを着たり、バッグを赤にするなどして全身黒にならない工夫をすれば大丈夫です。
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男性の服装
結婚式に「どんな服装で行けばいいんだろう?」と悩むのは、女性ゲストのみならず男性ゲストも同じですよね。
また、男性の場合は選べる服装のバリエーションが少ないだけに、大人の良識とオシャレテクニックが試されるところ。
ここでは結婚式で押さえておきたい男性ゲストの服装と、マナーにそった選び方についてご紹介したいと思います。
●スーツの種類
服装には、正礼装、準礼装、略礼装の3つがあり
◆正礼装・・・昼間の結婚式であればモーニング、夜であれば燕尾服
◆準礼装・・・昼間の結婚式であればディレクターズスーツ、夜であればタキシード
◆略礼装・・・昼夜問わずブラックスーツ、ダークカラースーツ
この中で男性ゲストが結婚式に出席する場合は、準礼装・略礼装でまとめるのが一般的です。
ちなみに、結婚式の招待状に書かれている「平服」とは、普段着ではなく略礼装の事を指しています。
最もポピュラーなブラックスーツは、黒のジャケットと同じ布のスラックスを合わせますが、これだけだととてもシンプルなので、シャツやネクタイなどをアレンジして華やかさをオシャレに演出すのもオススメです。
●黒が間違いないけどダークカラーでもOK
最近では、結婚式場のタイプやゲストとの関係性によっては黒のスーツ以外にも、シックな色合いのグレーや紺のダークスーツもでもOKとされています。
ただ、濃いストライプなどの柄物は結婚式のような厳かな場にはふさわしくないので、避けるのがベター。
●上司? 友人? 立場によって服装も考慮しよう
親族や主賓、上司として出席する場合はディレクターズスーツ、同僚や友人ゲストとして出席するならブラックやダークカラーのスーツといったように、男性ゲストは自分の立場で服装を考慮するのも大切です。
ジャケットはシングル・ダブルどちらでもOKですが、20~30代前半はシングル、30代後半~ダブルを選ぶ人が多い傾向にあるようです。
●結婚式場のタイプや時間帯も服装選びの参考に
ホテルであればフォーマルに、レストランなら少しカジュアルダウンといった感じで、結婚式会場のタイプも服装選びの判断基準になります
また、準礼装を選ぶ場合、昼間はディレクターズスーツ、夜であればタキシードが正式でブラックスーツは昼夜問わず着ることができます。
●シャツ
結婚式では白のシャツが基本となりますが、20~30代前半の若いゲストやカジュアルな会場であれば、淡いパステル調のカラーシャツでもOK。
また、真っ白が嫌な場合は白のシャツであっても無地や織りの柄入りを選べば、さりげないオシャレ感が演出できます。因みに夏でも半袖はNGです。
●ネクタイ
結婚式でのネクタイは白色がマナー。
逆に黒色は不祝儀のときに身につける色なのでたとえ柄が入っていてもNGです。
ただ、最近ではピンクやライトブルーといった明るい色のパステルカラーであれば、結婚式でもOKとされているので、スーツやシャツに合わせた色でアレンジしましょう
●靴・靴下
靴は黒の革靴で紐付きのシンプルなデザインが基本です。
ストレートチップやプレーントゥが一般的で、デザイン穴の空いているメダリオンなどは避けるようにしましょう。
また、靴下は無地の黒色のくるぶしが見えないものがマナー。
ちなみにストライプ柄はモーニング用とされているので避けたほうが無難です。
男性ゲストの服装選びのキーワードは「新郎や主賓よりも目立たないこと」と「清潔感のあるスタイル」です。
マナーを気にするあまり王道で決めてしまうとシンプルな装いになってしまいますが、チラリと見せるワンポイントで紳士なオシャレを楽しんでみてください^^