女優の岸井ゆきのと俳優の高橋一生が主演を務めるNHKよるドラ「恋せぬふたり」(NHK総合、毎週月曜よる10時45分~ 全8回)の第3回が24日、放送され、冒頭の注釈テロップに反響が寄せられました。
同作は、人を好きになったことが無い、なぜキスをするのか分からない、恋愛もセックスも分からずとまどってきた女性・兒玉咲子(岸井)が、恋愛もセックスもしたくない男性・高橋羽(高橋)と出会い、アロマンティック・アセクシュアル(※)同士で同居生活を始めるストーリー。(※アロマンティックとは、恋愛的指向の一つで他者に恋愛感情を抱かないこと。アセクシュアルとは、性的指向の一つで他者に性的に惹かれないこと。どちらの面でも他者に惹かれない人を、アロマンティック・アセクシュアルと呼ぶ)
第3回では、咲子が高橋から渡されたアセクシュアルに関するアンケートに回答する流れで、同僚の松岡一(濱正悟)との交際を回想し、よく分からないままキスや性行為に及んだときのことを思い返しました。
このシーンを指し、冒頭では「ドラマの中で性的接触の描写があります あらかじめご留意ください」とテロップが表示されました。当事者へ配慮したと思われる丁寧な注釈に視聴者からは「ちゃんと見たくない人のことを配慮しているのすごい」「初めて見るテロップだった、感動」「さすがNHK」と驚きと感心の声が寄せられました。
脚本を手掛ける吉田恵里香氏は、自身のTwitterで「さて第三回は冒頭に注釈テロップが流れます。事前にそれを入れることをお知らせいただいたのですが、本当に素晴らしいことだと思いました。もっとこういう注釈増えて欲しいな」とスタッフからの提案だったと明かし、自身の思いをつづっています。
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