大変です!
北朝鮮が、ミサイル、電磁パルス、サイバー部隊に続き、さらに恐ろしい強力な武器を手にしたとの大ニュースが舞い込んできました!
日本国民の皆さん大変です!
2017年10月、ハーバード大学ケネディ行政大学院の研究機関であるベルファーセンターが、北朝鮮の生物兵器開発についての研究を発表し、話題になりました。
ベルファーセンターは大学が設置するいわゆる「大学系シンクタンク」であり、閣僚経験者や元軍幹部、元情報機関幹部などが在籍するほか、世界各地から研究者などを集め、日々研究を重ねている研究機関なんです。
もちろん北朝鮮の生物兵器の存在は以前から議論されてきましたが、ベルファーセンターが分析を発表したというだけで、37ページからなるこのリポートは注目されています。
そこで、これまで以上に北朝鮮の脅威が高まっている今、このリポートやそのほかの情報などから、改めて北朝鮮の生物兵器がどれほどの脅威なのか・・見ていきましょう!
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生物兵器用の病原菌
北朝鮮は、生物化学兵器の拡散を防止する生物兵器禁止条約に締約しており、これまで生物兵器開発の疑惑を全否定してきました。
もちろん、そんな言い分を素直に受け取ることはできないのですが・・・。
実際に、米シンクタンク「核脅威イニシアティブ(NTI)」は、韓国・国防省の情報として、北朝鮮は「13種類の生物兵器」をすぐにでも武器化できると指摘しています。さらに、「炭疽菌か天然痘ウイルス」が使われる可能性が高いという・・・。
炭疽菌や天然痘以外の病原体は、例えば、ボツリヌス菌やコレラ菌、朝鮮出血熱ウイルス、ペスト、腸チフス、黄熱病ウイルス、赤痢菌、ブルセラ属菌、ブドウ球菌、発疹チフス菌、カビ菌などです。
例えば、炭疽菌は01年に米国で犯罪に使われています。
フロリダ州に拠点を置くタブロイド紙の編集者宛に送られた封筒に少量の炭疽菌が入れられていて、この編集者は炭疽菌によって死亡しました。当時筆者は現地で取材を行ったが、タブロイドの会社周辺から、郵便を配達した配送センターまで大規模に立ち入り禁止措置が行われていたのを記憶しています。これが兵器として使われるとなると、その脅威は計り知れないのです。かなり危険な菌なんです。
米科学者連盟(FAS)も、北朝鮮は「一定量の毒素やウィルス、細菌兵器の菌」を生産できる能力を持ち、化学兵器(サリンや金正男氏の暗殺に使われたVXガスなど)についても開発プログラムは「成熟」しており、かなり大量の備蓄があると分析しています。
米国防総省も、「北朝鮮は生物兵器の使用を選択肢として考えている可能性がある」と指摘しており、米シンクタンクのランド研究所も、北朝鮮分析で知られるジョンズ・ホプキンス大学の高等国際問題研究大学院(SAIS)も、北朝鮮が生物兵器の開発を進めているとしています。
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そしてベルファーセンターの報告書も、北朝鮮が病原菌を所有していることは間違いないと記しているのです。ただ一方で、「ソ連は1928年から1991年の63年間という時間と、4万人が関わって開発が続けられたが、彼らが武器化できたのは13種類だけだった」ことを考えると、韓国・国防省が指摘するような「13種」すべてを「武器化はできていないだろう」とも分析しています。
北朝鮮、農業改革の裏には・・
専門家らによると、北朝鮮が生物兵器の開発に乗り出すきっかけとなったのは、1950から1953年の朝鮮戦争のころだったようです。
当時、北朝鮮の国民の間でコレラやチフス、天然痘などが流行しましたが、金日成政権はそれらの流行が米国の生物兵器の仕業だと考え、生物兵器を意識するようになったといいます。そして60年代初頭には、生物化学兵器の開発をスタートさせ、韓国・国防省は、北朝鮮が80年代には兵器化に成功したと指摘しています。
そして金正恩政権。金正恩委員長は、北朝鮮のトップに収まった当初から農業改革の重要性を説いてきました。
しかしその裏には、生物兵器開発がちらついているとの見方も出ていました。15年、金正恩が朝鮮人民軍の陸軍810部隊によって運営されている平壌バイオ産業研究所を訪問する写真が何枚か公表されましたが、それらの写真に写った設備から専門家らは、農業分野に使われる設備が、生物兵器を作るのにも利用されている可能性があると分析しているのです。
例えば北朝鮮は軍事レベルで応用できるほどの炭疽菌を作ることが可能だとか・・・。怖いですよね・・。
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とはいえ、特に気になるのは、実際にそれが国外で使われることが考えられるのかどうかなんです・・・。
生物兵器が国外で使われる可能性は。・・?
ベルファーセンターのリポートによれば、北朝鮮が生物兵器を使うとすれば、敵国と戦闘に突入する前か、もしくは戦闘のはじめになるとい推定されています。
軍事衝突の早い段階で、相手国の社会を混乱させ、パニックを引き起こすことが目的。確かに、日本なら自衛隊も動員され、多くの人員がそちらに割かれてしまう可能性もあり、その間に、別の軍事攻撃を受ければ対応はままならないかもしれないのです。
また同リポートは、こう指摘しています。「生物兵器をばらまくのに、北朝鮮はミサイルやドローン、飛行機、噴射機、または感染した人間を使う可能性が高い」とし、感染した人間が「自爆攻撃」をすることについて、北朝鮮には20万人の特殊部隊員がいるために人員的にも十分に考えられるそうです。
特殊部隊の兵士たちは、国のためなら自爆攻撃も厭わない兵士たちだ、ということらしい・・・。
都市部に感染者を送り込む、水道施設などに病原体を放り込む、というシナリオはあり得るのです。人が密集する都市部に自爆部隊が送り込まれれば、甚大な被害をもたらすでしょう。ミサイルや化学兵器とは違い、問題を察知する前にどんどん感染が広がってしまう可能性があるのです。
12月がX‐day!?
なんと・・この生物兵器を使って今年の12月までに日本が北朝鮮に攻撃されると日本人のジャーナリストが予測しているのです。
現在、日本では国民アラームが対策としてあげられるなど・・話題になっていますが、ミサイル以外にも恐ろしく狡猾な攻撃法があるのです。
「まず、北朝鮮が日本を攻撃対象とする場合、『ミサイル or 電磁パルス(EMP)』攻撃の二択だと考えている人が多いかもしれませんが、それは違います。もっと怖いのは『在日米軍基地周辺での工作員による生物テロ』です。
ADVERTISEMENT 在日米軍の物資の補給は日本が行っていますので、日本に病原菌を撒き散らしてウイルスパンデミックを引き起こしてしまえば、米軍は物資を受け取ることができなくなり、備蓄でしか戦えなくなります。ちなみに10月23日現在の最新情報としては12月までに起こる可能性が高いといわれています」
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つまり、わざわざミサイルなど撃たなくても、工作員を使って日本国内で生物テロを起こせば、一発で在日米軍基地を使用不能にすることができてしまうのです。
世界の注目をミサイルや核兵器に向けさせておき油断させ、その隙にこっそりと病原菌をばら撒くことが北朝鮮の真の狙いかもしれないのです。
ミサイルばかりに気をとられて、足元をすくわれる可能性は十分にあるでしょうね。
最近では北朝鮮の大変な危険なミサイル実験を、笑いに変える人達も多いでしょうが本当に怖い国です。
油断は禁物ですね。