「中国のホテルで泊まるときは、“コーヒーポット”を絶対に使わないでください 」
これは、各オンラインコミュニティで急速に広がっているトピックです。
実は、中国のホテルを利用していた一部の宿泊客がコーヒーポットを使って、下着を洗っていたという話が広がったことがきっかけでした。
また、中国の5つ星ホテルで、トイレを拭いた後のタオルでコップを拭くなどの衝撃的なシーンが公開されたこともあって、中国のホテルの衛生問題に関して、ネットユーザーたちの疑問は、更に大きくなっていったのです。
このような中、中国のホテルで宿泊した後に皮膚病を診断されたという不満が続出し、中国のメディアがホテル業の実態把握に乗り出したのです。
中国ニューメディアの「リスピン」は、中国湖北省武漢に位置する、寝具類洗濯代行業者を潜入取材することにしました。
ここでは、近くの200カ所のホテルの寝具類洗濯を担当していることが分かりました。
リスピンが公開した映像の中、禁煙の表示案内文が見えるところで堂々とタバコを吸うスタッフがいました。
それから血、汚物などで非常に酷く汚れているベッドシーツが、一箇所に山積み重なっている場面まで、そっくりそのまま映っていました。
また、作業中に洗い終わったタオルが床に落ちても、そのまま戻しておくことが基本であり、ホテルへ送り返す、洗濯済みの洗濯物が積み上げたところでも、そのまま靴を履いて歩き回る従業員の姿を確認することができました。
一方、ある従業員が厚い綿製の手袋をはめて、正体不明の液体を洗濯機に入れている場面もありました。それはまさに、毒性が強いために洗濯する時には使用禁止されている化学薬品だったのです。
これにより、ホテルで宿泊した後、肌のかゆみや発疹などの皮膚疾患を訴える事例が急増したと推測されています。
しかし、中国のホテル側は、このような実態に関しては知らないと言っていると、リスピンが報道しました。
中国のホテルを利用する宿泊客として、中国人はもちろん、日本や、全世界からの観光客も増えているだけに、関係当局には、衛生管理をきちんと整ってほしいとの世論が高まっている現状です。
ネットでは…
「汚れてなかったら、チェックアウトしてもシーツは変えないって聞いたことがある。」
「中国大丈夫か?」
「ホテル本当に知らなかったの?」
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