アメリカでバーネット夫妻の元に養子として迎え入れられた8歳の女の子が実は22歳の成人している女性だったという疑惑が出ています。
それだけではなく、22歳の女性はバーネット夫妻を殺害しようとした疑惑まで挙がっています。
一体彼女は何者なのでしょうか?
行動や言動が8歳とは思えなかった
夫妻が養子のナタリアに疑いを持ち始めたのは、彼女の言動や行動が8歳少女のものとは思えないものであったことからでした。
養子として迎え入れられたナタリアはウクライナ出身で、当時8歳だと聞かされていました。
しかし、人形やおもちゃに興味を示さないことや使用する語彙が明らかに8歳を上回るものであったこと、ウクライナ人の友人に会わせてもほとんどウクライナ語を話せず、英語に訛りがないことなど様々な不可解な点がありました。
このような点を疑問に思いながらも夫婦は一度受け入れた養子に対して愛情を注ぎながら育てていました。
決定的な証拠が出てしまう
ある日、妻のクリスティンはナタリアの服に血がついているのを発見し、彼女に月経がきていることに気づきました。
クリスティンは、ナタリアは本当は10代なのではないかと疑い、かかりつけ医に連れて行き、骨密度を測定してもらいました。
すると、ナタリアは少なくとも14歳以上であるとの診断を受けました。
この結果を受けても、夫妻は変わらぬ愛情を注ぎ、自分の子供のように育てていました。
この時からナタリアに異変が
変わらぬ愛情を注いでいた夫妻でしたが、この時からナタリアが赤ん坊を攻撃し始めたり、子供っぽいものを嘲笑するような態度をとるようになりました。
さらに、数年後には自分の血でバスルームの鏡に夫婦を脅迫する文を記したり、寝ている夫妻を君悪く見下ろしていたり、クリスティンのコーヒーに漂白剤を入れ、それが見つかると「毒殺してやる」と答えたと言います。
その後、ナタリアには大人にしか発症しないいくつかの精神病も見られ、夫婦は再び年齢測定を依頼しました。その時の診断ではナタリアは18歳だと結論付けられました。
さらにその後には年齢を決定する裁判が行われ、最終的には22歳だと断定されました。
ナタリアのその後
夫妻は養育義務から解放されたため、ナタリアをアメリカに置いてカナダに移住しました。
一方ナタリアは、別の家庭に引き取られることになりました。
新しい家庭のマンズさん一家は現在30歳であるナタリアを
「私は医者でも精神科医でもありませんけどね、彼女のことを信じていますよ。彼女が30歳だなんて馬鹿げた話です。」
とコメントし、ナタリアを自身の子供のように受け入れて一緒に暮らしています。
しかし、肝心のマンズさん一家はこれ以上の取材を拒否しており、ナタリアがどこから来たのか、実際は何歳なのか、真相はわかっていません。
[著作権者VONVON /無断コピー、無断転載および再配布禁止(違反時の法的措置)]