菅義偉首相は9月3日に自民党の臨時役員会に出席し、17日告示の総裁選には立候補しないことを表明しました。菅首相は9月末に総裁任期が満了することに伴い、首相を辞任することになるが、早くも次なる首相候補が誰なのか国民の注目が集まっています。
出馬の意向を固めているのは、岸田派の岸田文雄会長と河野太郎ワクチン担当相だが、まだ40代と若いが小泉進次郎環境相の出馬も期待されていると言います。
自民党で20年以上、政務調査会の調査役を務めた政治評論家の田村重信さんは、「河野氏、小泉氏とも菅首相と同じ神奈川県の選挙区で個人的にも非常に親しい。菅首相と総裁選で一戦を交えるというのは、現職閣僚でもあり、2人ともできないでしょう。だが、菅首相が総裁選に出馬しないのであれば、2人がその気になってもおかしくない。自民党の多くの若手議員から、勝てる2人が総裁選に出馬することを望む声を私も聞いています。党内で2人が若いと文句を言う人もたくさんいるでしょう。しかし、選挙に勝たなければ、政権維持ができません。そのためなら自民党はまとまります」と語りました。
しかしここでも、気になるのは石破茂元幹事長の動きです。自民党幹部の話では 「石破さんを二階派が後押しする動きがでているようですね。候補者が乱立する総裁選になるかもしれない。面白くなりそうです」とのことで乱立する総裁選が予想されています。
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