母親にとって幼い我が子の身に異変が起きると、健康に問題がないか気が気ではないでしょう。アメリカで、娘の口内に大きな痣のようなものを見つけた母親が大慌てしたことをFacebookに投稿し、話題になった実話です。『Mirror』『Manchester Evening News』がそれを伝えました。
口内の黒い…
アメリカ在住のダリアン・デプレタ「Darian Depreta」さんは、最近やっと歯が生え始めたばかりの幼い娘イザベラ「Isabella」ちゃんの母親です。
ある日のこと、イザベラちゃんと遊んでいると口の中に黒いものが見えたと言います。良く見るとイザベラちゃんの硬口蓋(こうこうがい)に黒くて丸い痣のようなものがありました。心配になったダリアンさんは、その痣らしきものを拭き取ろうと試みたがうまくいかなかったそうです。これに狼狽えてしまったダリアンさんは、すぐに母親や友人に助言を求めるため連絡しました。
ところがいても立ってもいられなかったダリアンさんはかかりつけの病院に予約を入れ、イザベラちゃんを診察してもらうことになりました。まずは看護師がダリアンさんから事情を聞き、同様に痣らしきものを拭き取ろうとしました。しかしうまく取れず、看護師は「このようなものは今まで見たことがない」と話したそうです。さらに医師からは「生まれつきの母斑ではないか?」と言われましたが、ダリアンさんは普段からイザベラちゃんの口の中をチェックしており、このようなものを見たことがなかったため、それはあり得ないことを伝えたそうです。
可愛い娘の口内に原因不明の黒いものができてしまったことで、ダリアンさんは心配で涙がとまらなかったというます。ですが、落ち着いて再度見てみると、痣のようなものは端の部分に白い箇所があることに気付きました。ダリアンさんは看護師にもう一度、娘の口内をこすり取ってもらうことにしたのです。
正体は意外なあれ
看護師に口の中を見せて数分後、なんとイザベラちゃんの口の中からボール紙の破片が出てきたのです。痣ではなかったことにほっとしたダリアンさんは、当時のことをこのように語っています。
「娘の口の上側に貼り付いて取れなかったものはボール紙だったのです。私はたった5分の間に、診察室で泣いてそのあと笑っていました。もう恥ずかしくて二度とそこに顔を見せることができません。」「もちろん私がボール紙を与えた訳ではありません。イザベラは歯が生え始めてから何でも噛もうとするのです。確かに娘は、私が食洗器にお皿をセットしている間に何かの箱を見つけて噛んでいました。」「すぐに取り上げて娘の口の中を調べたのですが、上のほうに破片が貼りついていたとは気付きませんでした。」
幼い子供の行動
歯が生え始めた頃の乳児は歯茎がむずがゆく感じ、いろいろなものを噛む癖がでてしまうこともあるといいます。ダリアンさんのFacebookには、「なんでもなくて本当に良かった」「のどに詰まらなくて良かったね」など気遣いの声が寄せられましたが、中には「私の子供も乳歯に黒い斑点があって、それがなかなか取れなかったのですが、何のことは無いイチゴの種でした」など似たような経験をした人もいたようでした。ダリアンさんの今回の投稿は、幼い子を持つ母親にとって良い意見交換の場になったようです。
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