2022年1月期のフジテレビ系月9ドラマで、菅田将暉が主演を務めるで『ミステリと言う勿(なか)れ』。アニメ化もされた大人気作品『7SEEDS』の生みの親である漫画家・田村由美氏の原作の 同作の一部エピソードに “パクリ疑惑”が浮上し、ネット上で波紋を呼んでいるようだというのですが…。
菅田演じる主人公・久能整(くのう・ととのう)は、天然アフロヘアーにコンプレックスを持つ、友だちも彼女もひとりもいない、カレーをこよなく愛する大学生。膨大な知識に支えられた、詭弁とも屁理屈とも思える持論で周囲を翻弄し、さまざまな“謎”を解明していく、会話劇を中心とした作品。同級生殺害事件の容疑で警察署に連行された主人公・久能整が、持ち前の洞察力を駆使して物事の本質を見抜いていく新感覚ミステリー。久能は物事に対して常に中立な態度を取る人物で、特徴的な髪型から「ポリコレアフロ」の愛称でファンに親しまれているという。
「久能の活躍が注目を集める同作ですが、第3巻に掲載されているエピソードに〝パクリ疑惑〟が浮上しているようです。作中では久能が父親たちに子育ての大変さを伝えるべく、ある実験の内容を話します。このシーンは女性から大きな反響を集めていたものの、2015年にツイッターへ投稿された創作物と酷似していることが判明。実験も本当に行われたのか不明だったため、物議を醸しています」(芸能ライター)
今回の騒動がドラマに何らかの影響を及ぼす⁉ すでに撮影済の『ミステリと言う勿れ』
「マンガでは整が『前にネットでちらっと見た記事』と前置きしているので、微妙なところではあります。また、2015年1月に この創作小説を発表した水木ナオさんのツイートは当時も大きな反響があり、Yahoo!が『話題のツイート』として紹介してもいました。そのため水木さんも、『2015年に同様のツイノベを書いてバズったことがあり、yahooトップでも紹介頂いていたので、もしそれが目に止まっていたのであれば嬉しい限りです』と述べており、仮に田村さんが“勝手に拝借”したのだとしても歓迎している様子なので、トラブルに発展する心配はないでしょう。ただ、作中ではさもそんな実験が本当にあったかのような言い回しで“説教”をしていたのに、実はTwitterの創作だった、というのはちょっと恥ずかしいですね。主人公の見せ場のひとつでもあるわけですから。水木さんも、この実験について『実際にこのようなものが存在するかは存じず』『飽くまで私の創作の出来事』と断っています」(ウェブメディア記者)
しかし、今回の作中の描写と創作物の内容が あまりにも酷似していたためかネット上からも…
《ツイパクと言う勿れ》
《昔からなんとなく鼻につくなって思ってたら、やっぱりネットからのパクリですよ》
《絶対にありえないけど、主人公がツイッターで見たことを話してるって設定なんじゃないかなwww》
《主人公の蘊蓄が ネットやTwitterでバズった内容ばかりで どれも聞いた事あるんだよね》
《丸パクリして、あたかも事実かのように引用。そして漫画作品に落とし込み、男を説教。そんな作品が来年に実写ドラマ化とか世も末》
《6巻までは買っていたけど、わりと「この話題Twitterで流れてきたな」という印象が多くて買うのやめちゃった。まさかこういう形で話題になるとは…》
などと 批判の声が相次いでいるようなのでした。
しかし、さらに気がかりなのは、ドラマがすでに撮影済だということですが…。
「超売れっ子である菅田のスケジュールが 昨年12月~今年3月しか空いてなかったようで、全話収録済です。映像化されるのが どの話かは不明ですが、件のエピソードが登場する『狩集家遺産相続問題』は2巻の後半から4巻の頭にまでまたがって展開された話で、内容は濃い。この話が映像化されているとしたら、“ある実験”のエピソードを披露する場面もあるかもしれません。幸い、カットしても話としては成立しそうな部分なので、問題になったとしても編集で対応できるでしょうが…」(同上)
マンガ好きを公言する菅田さんは、原作のファンでもあるという。菅田さんの未来もかかった同作ですが、パクリ疑惑はくすぶり続けることになるのでしょうか…。また 今回の騒動がドラマに何らかの影響を及ぼすことになるのか?今後の動向が注目されそうです。
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