人気お笑いコンビ「雨上がり決死隊」が解散することが17日、分かりました。関係者によると、本日中にも正式に発表する見通しで、宮迫博之さん(51)と蛍原徹さん(53)はそれぞれピンで活動を続けるとのことです。
宮迫さんは特殊詐欺グループとの間で行った闇営業問題を受け、2019年7月に所属していた吉本興業との契約を解消。蛍原さんは同社に所属したまま、冠番組のテレビ朝日「アメトーーク!」などテレビを主戦場として単独で活動を続けてきました。
2人をよく知るテレビ局関係者は「今後、コンビとして継続するのが難しい状況が続いていた。区切りをつけるのが、お互いのためになると思ったのでは」と話しました。昨夏には、25年ぶりに2人きりで話し合いの場を持ち、その後も連絡を取り合うなどコンビとしての方向性を探ってきたようですが、気持ちのすれ違いもあり接点が見出せず、決断したとみられます。
吉本脱退後、宮迫さんについては明石家さんまさん(66)が後ろ盾となってきました。19年11月には、さんまさん主催でテレビ局関係者や芸人仲間が参加し、宮迫さんの激励会を開催。司会は蛍原さんが務めており、これが雨上がり決死隊として最後のツーショットとなりました。20年には雨上がり再始動に向けて全国ツアーのプランも浮上したものの、計画は白紙に。
昨年8月には、蛍原さんがテレビ番組で雨上がり決死隊について言及。「(まだ解散にも)なってないからね。そのまま解散も何もしていないから」と継続に意欲を見せていましたが、今回ついに決断をしたようです。
宮迫さんはYoutubeチャンネル「宮迫ですッ!」を20年1月に開設しており、現在の番組登録者数が140万人のトップユーチューバーとして活躍。蛍原さんも今年5月に趣味のゴルフ専門のチャンネル「ホトゴルフ」を立ち上げたが、コラボすることもありませんでした。
雨上がり決死隊は1989年に結成。この度、32年のコンビの歴史に幕を閉じることになりました。