以前、岐阜県の某河川で、バーベキューに来たであろう若者たちが川で洗剤を使って食器を洗っている姿がtwitterに投稿され、話題になりました。
ツイートのリプ欄では 「自然を何と思っているのだろうか」 「命の大切さと環境の配慮、今の現状を知るべきだと思う」 「近所の川で魚が大量死したときに、ペンキを橋の上から流していたという話があったことがありました」「岐阜県民ですが何度かこういう場面に遭遇したことあります!」 と、怒りの声が上がっています。
しかし、この写真を投稿した岐阜大学地域科学部教授の向井貴彦さん(@takahiko_mukai) は、「この人たちだけが特別に悪いというわけではない」といいます。
「川で洗剤まで使う人は少ないですが、鉄板などを洗ったり、油を川に流したりする人はよくいます。洗剤に比べればマシとはいえ、多くの人が行うと川の環境に悪影響があると考えられるので、なるべく家に持ち帰ってから洗うなどしてほしいと思います」と話しました。
向井さんは続けて、「昔から『川をきれいにしよう』と呼びかけられてきたにもかかわらず、川を汚すことにためらいがないことに問題があると思います。大切なのは私たち一人一人が自然の大切さを思い出し、心がけ、対策していくことなのです」と話しました。
私たち人間も、自然の一員だということを全員が理解することが、環境破壊を防ぐ第一歩であることは間違いありません。
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