東京オリンピック体操女子個人総合の決勝終了後、日本女子のエース、村上茉愛選手がSNSでの誹謗中傷について明かしました。
27日の団体戦後に村上選手はインタビューに対し、「五輪を反対している人を見返したい。そういう人たちに思い知ったかと思ってもらいたい」と答えたとしてSNS上で批判されていました。記事には村上選手のインタビューが以下の通り記されていました。
《コロナになってアスリートが発言するのはすごく難しい。もう消去しましたけど、そういう嫌なコメントを見てしまって…。すごく残念でした》《五輪を反対している人がいるのも知っている。そういう人を見返したいと思って、この1年頑張ってきた。そういう人たちに思い知ったかと思ってもらいたいです。すいません、最後に泣いてしまって》
しかし、このインタビュー記事は部分的に抜粋されており、実際は「五輪を反対している人」にではなく、「誹謗中傷をしてくる人」に向けて発言していたようです。
29日体操女子個人総合の決勝終了後、村上選手にSNSでの誹謗中傷についての質問が飛ぶと、「なかなか質問されないことですね…」と切り出し、自身のSNSにも中傷のコメントがついたと告白。
「コロナになって、いろんな人がいろんなことに中傷する世の中になった。アスリートが発言するのがものすごく難しいなって」と声を震わせながら「消去しましたけど、すごく嫌なコメントを見てしまって、すごく残念で…。」と涙を浮かべていました。
ネット上での誹謗中傷が相次ぐ今大会。無観客開催でもあることから、選手に声援が届きづらく、より一層、批判の声が目立ってしまっているようです。