29日午後、「送迎バスの中で園児が倒れている」と福岡県中間市の私立双葉保育園から福岡県警折尾署に通報がありました。男児は病院に搬送されたものの、死亡が確認されました。
同園は1977年に設立され、従業員は35人、園児は140人いるそうです。
発表によると、自宅付近に到着した帰りのバスに男児が乗っていなかったことに迎えに来た母親らが気付き、園関係者が捜していたところ、29日夕方頃、同園駐車場に停車中だった送迎用バスの車内で、ぐったりしている男児を園関係者が発見しました。朝、男児らを迎えた後に降ろし忘れた可能性もあるといいます。
朝の送迎を担当した運転手職員は、「男児がバスに乗った認識はあった。その後降りたものだと思っていたが、確認したわけではない」と話したそうです。
福岡管区気象台によると、この日、中間市に隣接する北九州市八幡西区の最高気温は33・1度を観測したそうで、男児の死因は脱水症状の可能性が高いとみています。同署は30日以降に司法解剖をして、死因を調べるとともに、園関係者への事情聴取を行っています。