23日に開催された東京五輪開会式で行われた「ドローンショー」に対する韓国の報道メディアの言論が話題になっています。
新型コロナウイルスによって史上初となる無観客で行われた東京五輪開会式は、試練の多いものでした。
開会式直前に開会式の演出者と音楽監督が過去の自身の行動によって解任されるなど数々の問題が明るみになり、開会式はどうなるものかと心配されていました。
実際の本番でも、新型コロナウイルスのため大会が1年延期された上、大規模な人数が集まることも容易ではなかったため、残念ながら開会式の公演も大きな見どころや感動を与えることはできなかったという声もあります。
そんな中でも開会式で見る価値のあったものとは言えば、「ドローンショー」でしょう。この日の開会式の終盤に1800台のドローンが競技場の上空で公演した内容は、たくさんの注目を集め、称賛されました。
ところが、ある韓国報道メディアは「まるで2018年のピョンチャン(平昌)冬季五輪の開・閉会式で披露されたドローンショーを連想させる場面だった」と報じています。
ドローンショーは平昌冬季五輪で初めて登場して多くの話題を集めた公演です。
平昌冬季五輪では1200台以上のドローンが使用され、今回はそれを上回る1800台以上が用いられました。ドローンの性能と(模様を)描く技術も3年前よりもはるかに発展したことでしょう。
同韓国報道メディアは「ドローンが初登場して真新しい印象を与えた平昌五輪のときほど驚きはなかった。ドローンショーはすでに平昌五輪で披露されただけに、『平昌のパクリ』という印象を完全に払拭することはできなかった。」ともつづりました。
一般的にはドローンショーを称賛する声が多かったようですが、韓国側は自分たちが最初にドローンショーをしただけにプライドがあるようです。