中国の河南省では今月16日以降、’千年に一度の爆雨’に見舞われ、14万人以上が被災している状態です。
濁流にのまれ、次々と流されていく車。
22の橋が流失し、高速道路も16キロにわたって通行できない状態だということです。
20日午後6時半頃には洪水により地下鉄が浸水し、救助隊が駆け付けるも、12人の尊い命が失われました。
さらに2つのダムが決壊するなど深刻な影響が出ています。
中国共産党の機関紙「人民日報」によりますと、河南省の一部では19日から20日までの24時間で最大400ミリを超える雨が降り、河南省では16日以降の豪雨で14万人以上が被災、農作物などの被害による経済的損失はおよそ12億円にのぼるということです。
被災地では取り残された住民の救出活動が続いていますが、被害はさらに拡大する恐れもあるそうです。
地元当局は最高レベルの警報を発令し、住民に引き続き警戒を呼び掛けています。