大盛り上がりの高校野球。やはり県大会の初戦や2回戦となると、実力差がありすぎてコールドゲームになることもしばしばですが、ここで「コールドゲーム」とは何なのか、野球に詳しくない人は疑問に思うはず。そこで今回は「コールドゲーム」の正しいルールについて紹介していきます。
コールドゲームってなに?
写真: blogs.yahoo.co.jp
「コールドゲーム」とは、点差がありすぎると9回まで試合を行わずに審判が試合を打ち切りにし、終了させることをさすのが一般的ですが、他にも条件があります。
点差のルールは?
写真: blogs.yahoo.co.jp/nakaoyaji435
まず、高校野球で点差が開いた場合のコールドゲームのルールを紹介します。以下の場合、コールドゲームになります。
①5回終了時以降で10点以上の点差がついた場合
②7回終了時以降で7点以上の点差がついた場合
雨天コールドとなる場合のルールは?
写真: 30smen.com
そして高校野球にて雨天コールドとなる場合のルールについてですが、もちろん雨天に限らず雷や大雪など、悪天候の場合も対象です。この場合、7回が終了し、かつ降雨により試合続行が不可能と判断された場合にコールドゲームとなります。悪天候でのコールドゲームが実力とは全く関係ないことなので、雨天コールドになるのは稀のようです。ちなみに7回が終了していない状態で、審判が試合不可能と判断した場合はノーゲームと呼びます。この場合、1回の表から最初から試合をやり直す場合と、中断したところから試合を始めるという場合があるようです。
都道府県別にルールが違う?
写真: www.niigatayakyu.com
高校野球コールドゲームのルールは都道府県統一のルールであるため、地域によってルールが違うということはありません。ちなみに過去には統一されてはいなかったようです。
甲子園でのコールドゲームは?
写真: baseballgate.jp
高校野球のコールドゲームは甲子園ではありません。その理由は明らかになっていませんが、地方から甲子園まで遠征してきた球児や応援団に配慮し、最後まで試合をさせるためではないか?と推測されています。ちなみに、各都道府県大会の決勝戦の試合はコールドゲームはありません。ただし、神奈川県大会では準決勝以降はコールドゲームなしという決まりがあります。