全国高校野球選手権鳥取大会で17日、優勝候補と目された米子松蔭が、関係者の新型コロナウイルス感染で出場辞退したことについてネットを中心に大きな話題を呼んでいます。
報道によると、16日深夜に同校の関係者1人の陽性が判明。保健所が開いていない時間だっため、17日早朝、独自に部員らに抗原検査を行い、全員陰性でしたが、関係機関と協議の末、同日朝の試合開始50分前に出場辞退を決断したそうです。
その翌日、同野球部の主将とみられる人物が「僕たちは夏の大会に向けて、甲子園目指して、必死に練習してきました。部員から陽性者は出ていません。校長先生含め学校は最後の最後まで出場できる道を探してくれました。試合もできずに、このまま終わってしまうのは、あまりにも辛いです。何とか出場する道を模索していただけませんか?」とツイート。
僕たちは夏の大会に向けて、甲子園目指して、必死に練習してきました。部員から陽性者は出ていません。校長先生含め学校は最後の最後まで出場できる道を探してくれました。試合もできずに、このまま終わってしまうのは、あまりにも辛いです。何とか出場する道を模索していただけませんか?#米子松蔭
ADVERTISEMENT — 西村虎之助 (@JzByYwmCH1ZJumu) July 18, 2021
すると瞬く間にツイートは拡散され、ネットを中心物議を醸しています。さらにこのツイートは識者、著名人までも続々とツイッターで擁護の声を挙げています。
これで終わり、はあまりに酷すぎる。対策は見つけられるはずだ。この高校生の想いを大人が潰しちゃいけない。これで終わり、なら将来に夢なんて持てないよ。鳥取の権力者の皆さん、なんとかしてあげて下さい。 https://t.co/GOhJh4lvpL
ADVERTISEMENT — 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) July 18, 2021
現在、ネット上ではデジタル署名活動が立ち上がるまでに発展しており、同校には18日までに60件を越える励ましなどの電話があったといいます。
東京オリンピック出場予定選手の新型コロナウイルス感染の報道が相次ぐ中、陰性であるにも関わらず辞退を余儀なくされた高校生たち。一生に一度しかない「甲子園大会」という夢を奪うのはとても酷な気がします。