〝紀州のドン・ファン〟こと野崎幸助さん(享年77)を殺害した罪などで起訴された元妻・須藤早貴被告(25)が、詐欺容疑で再々逮捕される可能性が浮上しているようです。
今年4月28日に殺人容疑で逮捕されている須藤被告。さらに翌月の19日には、札幌市の当時61歳だった知人男性から現金約1170万円をだまし取ったという詐欺容疑で再逮捕されています。
しかし、須藤被告の犯行はこれだけでなく、またも別件で再々逮捕の可能性が浮上しているようです。
〝紀州のドン・ファン〟こと野崎幸助さんが経営していた酒類販売会社『アプリコ』で、ゼネラルマネージャー兼監査役を務めていた元畑眞氏は、昨年6月に「刑事告発状」を和歌山県・田辺警察署に提出しており、同年7月に受理されていました。
告発したのは須藤被告や弁護士、会計士でしたが、それが今になって捜査され始めたそうで、元畑氏は「社長が怪死を遂げてから約3ヵ月が過ぎた’18年9月6日、『アプリコ』のゆうちょ銀行から早貴の口座に、3834万6278円の振り込みがあった」と話しているそうです。
『アプリコ』の法人登記には、須藤被告が跡を継ぐ形で『アプリコ』の代表取締役に就任しているとされているものの、元畑眞氏曰く「正式な手続きを無視して社長に就任し、勝手に会社のカネを引き出した」と話しているんだとか。
野崎さんの死後、『アプリコ』の取締役は家政婦の木下純代さんと、野崎氏の友人M氏の2名がなっていたそうで、須藤被告が代表取締役になるには臨時株主総会を開かなければいけないものの、それを行っていなかったそうです。
元畑氏は「正式な手続きを経ていなかったにもかかわらず、早貴は自分が社長であるかのように見せかけ、ゆうちょ銀行を騙(だま)してカネを振り込ませた」と話していたそうです。