キス離れ
恋愛において大切な愛情表現として、もっとも日常的な行為のひとつであるキス。青春時代の初キッスに胸がドキドキしたり、その甘酸っぱい思い出を胸に秘めている人も少なくないでしょう。しかし昨今、非婚化や晩婚化、童〇率が高まるなど「恋愛離れ」が指摘されています。実際、日本のキス経験率は、どれくらいなのでしょうか。
キス未経験者
全国20〜60代の男女1,589名を対象に調査したところ、全体の16.5%が「キスをしたことがない」と回答しました。キス未経験者の割合は、女性では13.4%にとどまりますが、男性では19.7%と6ポイント以上の差が開いています。
年代別結果
さらに、男女年代別で見ると、衝撃的な事実が浮かび上がってきました。
経験率のため、年代が上がるとともに未経験率は下がる傾向が見られますが、もっとも高い20代男性では、じつに49.
7%がキス未経験と回答しています。20代は女性でも最多で28.
8%にキスの経験がないということです。30代になっても、およそ3割の男性と2割の女性にはキス経験がないことも判明しました。まさに「若者のキス離れ」と言っても過言ではない状況ということが分かります。年収の影響?
クルマ離れや海外旅行離れなど、「若者の○○離れ」は若年層の年収低下も一因とされています。そこで、キス未経験率が高い20〜40代の男性に絞って、年収300万円以下とそれ以上の層で切り分けてみました。すると、年収が300万円に満たない20代男性は、61.3%がキス未経験と判明しました。しかし、同世代でも年収が300万円を超えると、未経験率は30.0%に低下するのです。
30代、40代男性においても、年収300万以下のグループはキス未経験率が相対的にかなり高く、収入がキスの経験に影響するのは明らかのようですね。この傾向は女性でもやや見られたが、男性ほど顕著な傾向ではないようです。
その反面…
一方で、ゲーム感覚やその場のノリで、キスをしてしまったという経験がある人も多いようです。しかも、異性だけではなく、同性とのキスで盛り上がるのもよくある話です。
アンケート調査では、10.1%の人が同性とキスをした経験があると答えました。男女年代別でみると、20代、30代の女性が同性とのキスの経験がある割合が高いと判明しています。
若い女性同士のキスシーンが好きな男性が、歓喜しそうな結果ですが、なぜそうした展開になってしまったのでしょうか。その理由は様々なようです。
無理やり
「学校の物置部屋で押し倒された」「サウナの仮眠室で」無理やりというのは同性同士でもあるようですね。しかし、相手の同意がなければ本来はするべきではないですよね。
学生時代の好奇心
「急に同性とキスしたくなって、前置き無しにクラスメートに」「学校のトイレでそんな雰囲気になって」学生時代の思い出は色々なものがありますが、この時の心境はどういうものだったのでしょうか。
興奮しててたまたま
「話が盛り上がってきてなんとなくその場の勢いで」「そういうビデオを見ていて雰囲気がそうなった」興奮したら相手は同性でも構わないというような感じですね。
飲み会で
「王様ゲームをやった時に」「飲んだ勢いでノリで」これは、主に男性の意見が目立ちました。学生飲み会のようなノリは、このような雰囲気になる時も多いかもしれませんね。
真逆の世界
このように若者のキス離れが如実に結果として出ているにも関わらず、感情があるのかないのか分からない状態でキスをしてします人もいます。しかも強要等ケースも。まるで真逆というかちぐはぐですね。最初にも述べたように、本来は好きな相手とする大切な愛情表現の一つです。もっとキスという行為がいかに幸せでいかに大切なものだということが浸透したら良いなと思います。
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