2018年7月17日に放送されたバラエティ番組『マツコの知らない世界』（TBSテレビ系）には、 蚊に刺されやすい人の特徴を発見した田上大喜さんが出演しました。番組の中、彼は蚊に刺されにくくなる方法を披露してくれて、マツコ・デラックスさんも驚きを隠せませんでした!

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田上さんはが蚊の研究を始めたのは、妹が自分よりも蚊に刺されやすいことに疑問を思っていたからです。

写真：らいとれんど

足の匂いを嗅がせることで、一生に一度しか交尾しない蚊が複数回交尾をすることを高校生の時に発見されました。

そして、妹の方が蚊に刺されやすい理由は、足にいる常在菌の種類の数量に関係していることも分かりました。

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常在菌っていう菌がいるんですけど、菌の種類が多ければ多いほど刺されやすいということが分かりました。

僕と妹ですと妹が３倍（足の菌がいる）。

引用：マツコの知らない世界

 

この結論は、筑波大学の「”科学の芽”賞」高校生部門で受賞した『蚊が何故人間の血を吸いたくなるのかを、ヒトスジシマカの雌の交尾数で検証する』という田上さんの論文にも書かれています。

 

菌の種類数に着目してみると、妹は合計１千２８９種類、僕は４３８種類都妹のほうが私の３倍近い足の菌の種類を持っていた。（中略）足の菌と蚊の反応を見てみると、目視で見分けただけでも蚊が反応した足の菌を持っている人は蚊が反応しなかった足の菌を持っている人と比べて足の菌の種類が１.５倍多かった。

引用：筑波大学「科学の芽」賞トップ

 

足の菌の多さが蚊に刺される原因であり、蚊に刺されにくくなる方法として、田上さんはマツコさんにあるアドバイスを送りました。

 

どうやったら蚊に刺されにくくなるのかなと、除菌シートで足を拭いたら、蚊に刺されにくくなったんです。

引用：マツコの知らない世界

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足を除菌シートで拭くだけで蚊に刺されにくくなるのです。

この方法にマツコさんは「これはいいんじゃない」と絶賛しました。

田上さんが実験した結果として、妹の足を除菌することでなんと、妹が蚊に刺される頻度が１/３に減ったそうです。

写真：かしこさのタネ

田上さんの論文にはこのような結論が書かれてあります。

１.蚊の刺されやすさは足の菌に関係している

２.蚊の反応の有無には、年齢、血液型、性別、飲酒の有無には関連性が見られなかった

３.蚊は全ての人の足の匂いに反応するわけではなく、足の菌の種類が多い人に激しく反応する

４.例え蚊が好きな足の匂いを持っていたとしても、足を石鹸で洗浄したり、靴下等布で覆ったりすることで蚊が吸血しにくくなる

５.蚊が好きではない足には共通した菌が存在する

以上から「蚊は足の菌の種類が多い人の足の匂いを嗅ぐと、血を吸いたくなる」と言える。

引用：筑波大学「科学の芽」賞トップ

 

ネットでは、「出かける前に足を拭いてから家を出るようになったら、本当に刺されなくなった。田上くんありがとう。」、「才能が規格外すぎる。将来の研究成果が楽しみだ。」、「１つのことに特化することを、見守って育ててきた田上くんの両親を心から尊敬する。」などがありました。

写真：でっちでち速報

家で４千匹の蚊を研究するために飼育している田上さん。2018年9月からはコロンビア大学で脳科学を勉強するそうで、今後は人間を刺さない蚊を作りたいと考えていることが分かりました。

田上さんの将来の研究結果を期待するとともに、夏には足を除菌シートで除菌して、蚊に刺されないように蚊対策をしましょう。

 

 

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