動物虐待じゃない!?犬のカラーリング
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中国ではペットブームが巻き起こっているのだが、ペットの毛をカラフルに染める行為が流行しているという。
今月6日(現地時刻)に中国の動画共有サイトでは、ペットの毛を染めて違う動物に見せるのが流行っているとの動画が公開された。
毛を染めてペットの着せ替えを行うのだ。
この5年で中国のペット市場は大きく成長し、自然とペットの美容に関する市場も大きくなった。
ペットの美容市場が大きくなるにつれペットのカラーリング技術が発達し流行し始めたのだ。
特にペットをレッサーパンダやキリンのように見せるカラーリングが人気なのだという。
実際に中国のペット美容院では本物のレッサーパンダと間違えるほどそっくりに染められた犬がいた。
顔にもしっぽにもレッサーパンダ特有の茶色と白の模様が施されている。
またキリンに見立てて染められた犬もいて、模様や角まで完璧に再現されていた。
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ロシアでは捨てられたピンクの犬が発見…
そんなペットのカラーリングが流行っている中、ロシアではピンク色の犬が森に捨てられるという事件が発生した。
先月末、ロシアの動物保護団体はある森の中でピンク色のサモエド2匹が、弱った状態でさまよっているのを発見した。
この犬はロシアのリゾート地にて観光用のアイテムとして使われていたという。
サモエドは体が大きく育ったため観光アイテムとして使えなくなり、また育てることもできず飼い主が捨てたと思われる。
動物保護団体は急いでこの犬を保護し、医療人による検査を行った結果、ひどいカラーリングのせいで皮膚炎と湿疹を患っていたという。
2匹のうち1匹の体からは破片などが見つかり、もう1匹は耳に銃で撃たれた跡も見つかっている。
現地の警察は今回の件を虐待として調査を開始した。
幸いにもこの2匹のサモエドは新しい飼い主に引き取られ健康も回復しているという。
カラーリングに対する色んな意見
ペットをより可愛く見せるためのカラーリングですが、過度に染めるという行為「虐待」にあたるのではないかという意見も出てきている。
実際に犬の毛を染めるためには長い時間染める過程が必要で、染料自体の成分が肌に良くないので副作用も多いのだ。
また見た目が可愛らしい犬を衝動的に購入する危険も高まっているという。
中国でのカラーリングで着せ替えられた犬の動画を見た人たちからは “すごく可愛い。でもカラーリングを行う間、犬は苦痛だと思う”、”海外ではカラーリングは虐待だという意見が多い。動物のカラーリングについて慎重に考えるべきだ”という意見が寄せられている。
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自分の意思でカラーリングを行っている人間と、人間の意思でカラーリングをされるペット。
人間の欲望だけでペットを思うままに扱っていいのだろうか。