一般国民とは対極にいる特権に守られた人たちのことを揶揄して使う言葉、「上級国民」。その「上級国民」とも言われている、環境大臣の小泉進次郎氏(40)の5日間の入院が波紋を呼んでいるようです。
今月10日、コロナ禍で医療体制が逼迫し、病院をたらい回しにされる事態も生じるなか、病院で「虫垂炎」と診断された進次郎氏は、同日中に”1泊18万円”という超豪華な個室に入院し、そのまま手術に。その間の公務は欠席し、国会での答弁などは副大臣が行っていました。
その後、15日の退院後は自宅からテレワークで公務にあたり、20日の参院環境委員会や主要7カ国(G7)気候・環境相会合への出席に合わせて復帰しています。
「コロナ禍だから、家族でも面会禁止」ということが当り前になっているにもかかわらず、入院中は妻の滝川クリステルさん(43)が面会に来ていたようで、世間からは批判の声があがっています。
小さい子供の手術でも面会は限られ、危篤状態の人でも会えるのは1回に限るなど、本当に大事な人の死に目にも会えないような悲痛な状況が続いている中での滝川さんの行動。
完全個室で面会が“特別”に認められており、ルール違反をしたわけではないそうですが、一般国民は自粛を迫られている今だからこそ、滝川さんの行動に疑問の声もあがっているようです。
また、進次郎氏の入院費用はトータルで100万円近い金額と言われており、広さ100平方メートルを超える特別個室で、リビングに応接室、さらには前室もある一流ホテルのスイートルームさながらだったんだとか…
一般国民と「上級国民」の格差を痛感させられる報道に、世間からは反感を買う結果となってしまったようです。