このような時期なので、あまり皆さん行かれることはないかと思いますが、それでも相変わらず多くの動物園や水族館は運営を続けています。様々な動物を壁や檻で囲まれた空間に配置し、そこから脱出しないよう飼育員や動物園のスタッフは常に念を入れて施設の管理を行なっています。
そんな中、最近、ある動物園で壁を壊して脱出を試みた猿がいたと伝えられ、いま話題になっています。
英国のメディアデイリーメールは、中国の河南省鄭州市の動物園で起こった出来事を報道しました。
中国河南省鄭州市の動物園に訪れた観光客は、一匹のサルがガラスの壁近くに座り込んで、手に何かを握ったまま、何かをしている様子を目撃したといいます。
檻にいたサルは、石を手に握ってガラスの壁に突撃したそうです。そのあと、驚くべきことに、突然ガラスの壁を石で叩き下ろし始めました。
結局ガラスの壁は完全に壊れて、破片がバラバラになりました。
これに驚いた観光客は、急いでに現場から逃げたそうです。
サルもびっくりしたように後ずさり、再び壊れ落ちたガラスの壁の場所に戻ってきて周りの様子を確かめています。
この事故に対し動物園側は、「ガラスの壁をすべて交換し、動物が脱出しようとしないようにラウンドを増加させる予定」とこれからの対応方針を発表しました。
このことに接した人々は、「閉じ込められて辛かったんだろうね」、 「そもそもあそこに入れておくこと自体動物虐待だ」、 「かわいそうすぎる…」などとコメントし、サルへの同情の声がたくさん寄せられているようです。
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