箱根駅伝ヒーロー・駒大のアンカーが一転…。神奈川県警は5月19日に、17歳の女子高校生に対してみだらな行為をしたとして、県青少年保護育成条例違反などの疑いで、駒沢大学4年の石川拓慎容疑者(21=東京都世田谷区)を逮捕しました。
県警によると、昨年の12月20日と今年の1月17日に、川崎市多摩区と東京都世田谷区のホテルにて、相手が18歳未満であることを知ったうえで、相模原市の女子高校生に対してみだらな行為をした疑いが浮上しているといいます。
この石川容疑者は、今年の東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)にて最終10区のアンカーとして出場していました。首位を走っていた創価大から3分19秒遅れの2位でタスキを受けとったが、20・9キロ過ぎで捕らえ、そのまま創価大を抜き去りトップでゴールに飛び込むといった奇跡の逆転優勝の立役者となったのは記憶に新しい出来事です。
このレース後に、箱根駅伝で出走したスタートメンバーのうち、ほぼ全員の9名が3年生以下(当時)で構成されていたことより、駒沢大の大八木弘明監督(62)は、「それこそ3大駅伝(出雲、全日本、箱根)は取りに行きたい感じはする」と、これからの意気込みを語っていました。
しかし、このまさかの事態に周辺の関係者たちは困惑を隠せずにいます。駒沢大の広報担当者は「報道で今回の件を知った。事実確認中です」と、戸惑いをあらわにしていました。
今回の件について、場合によっては指導者である大八木監督への処遇にも関係してくる可能性もあるとして、ある陸上関係者は「大八木監督がクビになったら、駒沢が終わってしまう」と、顔をしかめていました。 〝令和の常勝軍団〟へ新たな一歩を踏み出したと思われた駒沢大でしたが、思いもよらないトラブルが巻き起ってしまったようです。