俳優の山田孝之さん(37)が大人気YouTuberはじめしゃちょーさん(28)の動画に出演しました。ファンからの“質問という名のむちゃぶり”に応えていくはじめしゃちょーさんお馴染みの「質問コーナー」で山田さんは神対応を見せ、さらに、はじめしゃちょーさんの「200万円が消える」という大スケールのドッキリを決行しました。
質問コーナーでは、冒頭から「ティッシュ食べちゃいな」というむちゃぶりコメントに対して間髪入れずに何枚ものティッシュを大量に口に詰めたり、バリカンで勢いよく自分の髪を坊主にしようとしたり、2人して小麦粉を頭からかぶってみたりと、はじめしゃちょーさんの心配をよそに大暴走を繰り広げた山田さん。
最後には、小麦粉で真っ白にしたまま、女性の服を身に着けた姿で2人そろって座るシュールシーンが流れますが、ここで山田さんがはじめしゃちょーさんに大規模なドッキリを実行しました。「はじめしゃちょー ありがとう。」と書かれた封筒から1枚の紙を取り出し、その紙をはじめしゃちょーさんに手渡しする山田さん。そこには、226万1644円という金額が書かれていて、品目としてさまざまな映画館の観賞券の名前がずらりと並んでいました。
実はこの企画は、山田さんが竹中直人さん(65)、斎藤工さん(39)らと一緒に作成した映画「ゾッキ」と、その舞台裏を描くドキュメンタリー映画「裏ゾッキ」とのコラボレーションで実行されました。コロナの影響でソーシャルディスタンスを守るために生じた空席分の鑑賞料を、はじめしゃちょー名義で勝手に購入するとのドッキリだったのです。もちろん何も知らされていないはじめしゃちょーさんは「ん?」「買っていただいている?」と頭に「?」が浮かびまくっている様子でしたが、山田さんは一方的に感謝の言葉を伝えていました。
動画の最後では、魂が抜けてしまった様子のはじめしゃちょーさんが「UUUMの税務の方に連絡してきますね……」と画面外に消え去っていってしまいました。本当にはじめしゃちょーさんが支払ったでしょうか?なお、今回のドッキリ企画について山田さんは「今後も劇場運営の在り方に頭を抱える中、企業の広告枠として、また、QRコードによるクーポンなどで付加価値のついた空席を買ってもらうことにより、制作者や劇場への利益につなげられます。席を買った企業も広告としてだけではなく、エンターテインメントを通じて地域を救う側面もあるのではないかと考えます」と、真剣に語っていました。
その一方ドッキリを仕掛けられたはじめしゃちょーさんも「山田さんとの質問コーナー楽しいなあと思って、気づいたら200万円ほどチケットを購入していましたが、満足です。コロナ禍で映画業界が厳しい中、こういった新しい風を吹かしつつ、少しでも自分の力が役に立てればと思っています」と、漢気溢れるコメントを残しています。