麻薬やドーピング検査には必ず身体検査が必要です。しかし、やり過ぎな身体検査は逆に当事者の心を逆なでしてしまうかもしれません。過去、麻薬疑惑が浮上したとある女性に対し、男性警察官が生理中の女性に「タンポンを抜きなさい」と指示したことで賛否両論が相次いでいました。
女性に「タンポンを抜きなさい」と指示した男性警察官
それはアメリカでの出来事。とある女性が外で恋人と電話をしていたところ、麻薬所持者と疑った警察が身体検査を要求。女性は「何も隠してないわよ」と潔白を主張したものの、男性警察官は捜査を強行したといいます。
さらには男性警察官が女性のズボンを脱がせ、その途中で女性がタンポンをしているのを発見。生理中だった女性に、男性警察官は「タンポンを抜きなさい」と指示し、女性に抜かせた後でタンポンをくまなく調べたそうです。
「恥をかいた」と女性が警察側を訴える
これに対し「恥をかかされた」と我慢できなくなった女性は、ついに警察側を訴えることに。その後女性は勝訴、損害賠償金として約2400万円を受けたそうです。彼女の担当弁護士は「事件以降、警察から一切謝罪の言葉がなかった」「彼女が失った品位はお金には代えられない」と主張しています。
一方の警察側は「女性のいた地域で麻薬の取引があったという通報を受け、調査中のさなかに女性の犯罪記録を見つけた」といい「女性が地下道で麻薬を売っているように見えた」「警察としてやるべきことをやっただけ」と、裁判が終わった後も納得のいかない反応を見せています。
ネット上で賛否両論?
このニュースに対し、ネット上では賛否両論が相次ぎました。「警察官として当然な業務を遂行したまでだ」という意見もある一方で「やりすぎ」といった、女性の権利を主張する反応も多いなど、現在も意見が分かれているようです。
まとめ
このように、警察官による度を超えた行動でアメリカでは問題になってたこのケースですが、その時の状況が切迫していたのかどうかは不明ですが、タンポンを抜かせるべく、女性警察官を呼ぶという手もあったような気がしますが、いずれにしよ女性は勝訴したので何よりです。