今、FacebookやTwitterなどのSNS上で、韓国・ソウルのロッテワールドにあるアトラクション「ジャイロドロップ」を写した46秒の動画が大拡散されており、「怖い!」「そんなアトラクション怖くて乗れない」「面白そう、行ってみたい」などと多くのコメントも寄せられているのですが、実はその動画がなんとCGだったことが判明しました。
「世界一怖いアトラクション」という動画が今、ネット上で話題を呼んでいるのですが、これはPR用につくられたとみられる動画で、このアトラクションの動きはCGによる合成だったことがわかりました。
世界一怖いアトラクション pic.twitter.com/C1QX5ldtcq
— ポッカキット (@po__kaki__to) June 15, 2019
拡散元となったツイートがこちらです。動画を見てもらったらわかるように、アトラクションの柱がみるみる伸びて、乗客たちが宙ぶらりんになりながら回転し、叫んでいる様子がわかります。現在このツイートは2万5千以上リツイートされているとのことです。
想像以上に絶叫マシーンすぎたwwwww pic.twitter.com/ideCRO12Vz
— みんなの動画 (@minnano_dougaww) June 15, 2019
さらに「想像以上に絶叫マシーンすぎたwwwww」などとして別のアカウントも同様の動画を掲載しており、日本国内にとどまらず、世界的にも大拡散されているとの情報があります。さらにアメリカのCNNやイギリス大衆紙The SunのWEB版をはじめに、インドやタイ、イスラエル、ブラジルやイタリアなど、世界各国のメディアがこの動画が「フェイク」だとを伝えているそうです。
この動画はSNS上に大拡散されたことによって、「こんなアトラクションが韓国にあるの?」「絶叫過ぎるね」と実際に存在するアトラクションとして捉えた人も少なくないようですが、のちにCGであったことが判明。ロッテワールドが6月13日にPR用に公式FacabookやYouTubeに配信したあと、Twitterで「本物」として一人歩きしたとみられています。
キャプションには「ジャイロドロップが2倍に上がったら…?みんなこんくらいだったら乗れるんじゃないの?」と書かれており、実際のアトラクションは、いわゆるフリーホールだといいます。公式サイトによると、「70mの上空から時速100kmで落下」することが売りだといい、特段柱が伸びたり人が宙ぶらりんになったりしていないことが確認できます。
この動画がフェイクだったとはいえ、動画を見て気がつかずにリツイートしている人も少なくないでしょう。また実際に存在するアトラクションではありませんのでみなさん、ご注意を!