去る5月7日、ドラマ『リコカツ』(TBS系)の第4話が放送されました。昨秋、長女を出産し母になり、同局の連ドラ出演は、2011年1月期の「LADY~最後の犯罪プロファイル~」以来10年ぶりという北川景子さんが 主演を務める 同ドラマ。しかし 共演中の声優の三石琴乃さんに批判が飛び交う事態が起こっているというのですが…。
同作は、男女の悩みを「離婚活動=リコカツ」というキーワードを通じて描き出す「離婚するかもエンターテインメント」。ファッション雑誌の編集者(北川)が、航空自衛隊・航空救難団のエース隊員(永山瑛太)と運命的な出会いをし、交際ゼロ日でスピード婚。自由奔放な新婦と生真面目な新郎は価値観が異なり、新婚早々に離婚に向けた活動(=リコカツ)を始めるラブストーリー。二人のギクシャクした関係が描かれています。共演は高橋光臣、宮崎美子、酒向芳、三石琴乃ら。主題歌は米津玄師のラブソング「Pale Blue」。
声優の三石さんは、アニメ『美少女戦士セーラームーン』の月野うさぎ役や、『新世紀エヴァンゲリオン』の葛城ミサト役など知られ、咲の母親・美土里役として出演。これまでの話では、夫が不倫を開き直ったことで離婚を決意し、咲と緒原の新居に転がり込んでいました。
そして第4話で美土里は、自分の離婚調停を進めるために、咲の元カレである弁護士の貴也(高橋光臣)に相談。転がり込んでいる咲と緒原の新居に貴也を呼んだため、3人が遭遇するハプニングが起こってしまい…。さらに美土里は、気まずくて帰ろうとした貴也をとどまらせようとするなど迷惑行為を続けたため、これには 咲も激怒。
さらに 後日には、美土里は咲と緒原の新居で自分の誕生日パーティーを開くと言い出す始末。しかも勝手に貴也をパーティーに呼んだり、緒原の同僚を呼んだり、自由の限りを尽くしたのです。また、貴也の存在が気になってしまった緒原に対して、美土里は「貴也さんは咲とお似合いだった」と漏らすなど、デリカシーのなさを発揮し続けているのでした。
めちゃくちゃ嫌われ者⁉ 三石琴乃の役柄も 視聴率アップにつながっているのかも…
ドラマといえども、あまりの無茶ぶりでトラブルメーカーにもほどがある美土里の行為に視聴者らの怒りは爆発に…。
《えーこのお母さん無理キモい》
《このお母さん不快でしかない。もう演技も苦手》
《ズレ過ぎてて不快になる。出番減らして欲しい苦笑》
《このドラマは脇役で好感持てるキャラが誰もいないのが残念 》
《サキのお母さんの出演時間が毎回長い。感情移入できないから主役2人の話をもっと見せて欲しい 》
《すごく面白いのに、お母さんとか自衛官の女とか、ちょいちょい現実味のない嫌なやつ出てくるからそこは嫌だ 》
《母親が結婚した娘の家に住み着いて遠慮なくやりたい放題すぎて リアルだったらこれだけで立派な離婚原因になるよな 》
等など… 批判の声が相次いでいるようでした。
せっかく出演したドラマなのに、超嫌われ者役を担当することになってしまった 三石さんですが…。これほど視聴者をイライラさせているということは、実は演技が上手い証拠なのか⁉ そんな三石さんの奮闘のおかげなのか視聴率も回復しつつあるようです。
初回は9・7%でスタートした同ドラマは、第2話は9・4%。第3話は7・6%。今回は8・9%だったので1・3ポイントアップしたことになりました。