家系ラーメンとは?
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まずは家計ラーメンの由来から解説していくことにしましょう。今や「家系ラーメン」は、広く知られていますが、そもそもいつどこで生まれたものなのでしょう?家系ラーメンの始まりは、1974年に神奈川県横浜市新杉田にオープンした「吉村家」です。当時、長距離トラックの運転手を務めていた吉村実さんが「九州の豚骨と東京の醤油を混ぜたらうまいんじゃないか」と思い立ったことがきっかけでオープンするに至りました。お店は産業道路沿いにあり、工場が密集するエリアでした。吉村家は、あれよあれよと言う間に工場労働者やトラック運転手の間で評判のラーメン店になりました。その後他の場所にも店舗ができ、その弟子によってもその味が広がっていきました。
「家系」この読み方は?
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ところで「家系」は、”かけい”でも”やけい”でもなく、「いえけい」と呼ばれていますね。それはどうしてなのでしょう?「○○家」系列のラーメンだから「家系」だということはわかりますが、正直なところ、読み方の由来ははっきりしません。本来であれば、「○○家=○○や」と読むのですから、「やけい」と呼ぶのが正しいような気もしますが、「やけいラーメン」と耳で聞いたらきっと「夜景ラーメン」をイメージしますよね。諸々ややこしいので、「吉村のお家芸」的な意味も込めて、「いえけいラーメン」という方がしっくりくるのではないでしょうか?ブランディングとしても「○○家」のラーメンといえば「いえけい」と呼ぶ方がイメージもつきやすく耳にも心地よい気がします。
東京でおすすめの家系ラーメン店
神田ラーメン わいず(神田)
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濃厚旨口ラーメンが自慢の「神田ラーメン わいず」。行列ができるほどの人気店で、家系ラーメンだけでなく、台湾ラーメンが『スマステーション』で紹介されたこともあります。
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また、のり玉ラーメン(940円)は、家系ラーメンらしい濃厚な豚骨醤油ラーメン。太ちぢれ麺にスープがよく絡んでおいしいです。味玉ではなくゆで卵が乗っているので、ちょうど良い箸安めになります。
横浜家系 侍 渋谷店
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渋谷で食べられる本格的な家系ラーメンと言えば、こちらの「侍」がはずせません!東京都町田市の「とんこつらーめん町田家」で約5年間修業した店長の技術が光ります。こちらでも、麺は「正統派家系の麺」と言われる酒井製麺の太麺を使用。駒場東大前にある本店は、世田谷区で唯一この麺を使うことを許されている家系ラーメンなんだとか。
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3種類の豚骨と鶏ガラをオリジナルのバランスで合わせて、 素材の旨味を最大限に生かしたスープ。 背油ではなく鶏油を浮かべた、深いコクとパンチのある飽きのこない味わいです。トッピングもシンプルにのり、ホウレンソウ、チャーシュー、ネギのみ。家系ファン期待を裏切らない、正統派の一杯です。
まこと家
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レトロな黄色い看板が目立つ、家系ラーメン「まこと家」。朝6時までやっているので、飲み会の後や、終電を逃した日の晩ご飯にもぴったりですね。家系ラーメンではおなじみの酒井製麺の中太縮れ麺に、鶏ガラスープと豚骨を絶妙にブレンドした濃厚スープがからみつきます。
まとめ
人気の家系ラーメンをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?ご存知なかった方も、今回で家系ラーメンについて詳しくわかったのではないでしょうか?今やさまざまな家系ラーメン店が軒を連ねていますが、それぞれベースは守りつつも個性があり、いろいろなお店で食べてみると楽しいと思いますよ。ぜひ一度、食べ歩いてみてくださいね!