芸能人にも愛用者の多いスーパーフード「チアシード」が話題になっています。チアシードは、1日スプーン一杯で痩せれると噂になっているほど、ダイエットに非常に高い効果があるようですが、どんな働きをするのでしょうか?そこで今回は、チアシードの栄養分や食べ方についてご紹介します。効果的に取り入れる方法を知れば、あなたもダイエット成功につながるかもしれませんよ!
チアシードは「栄養素の宝庫」
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海外セレブが愛用していたことから話題になったチアシード。美容や健康情報に敏感な人はご存知だと思いますし、試したこともあるかもしれません。最近では日本でも多数のモデルや女優の方が、体型維持のために取り入れているので話題になっています。でも、チアシードという名前は知っているけれど、どんな効果があるのかが気になりますよね。ゴマよりふた回りも小さいですが、驚きのパワーを秘めたチアシードは別名「栄養素の宝庫」と呼ばれるほど。そんなチアシードについて知って食べることで、もっときれいに近づきましょう!
そもそもチアシードって何?
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知らない人のために簡単に説明しますね。チアシードは「チア」というシソ科の植物の種で、メキシコやグアテマラが原産国と言われています。チア自体は紫や白の花を咲かせる植物ですが、栽培は種子、つまりチアシードをとるために行われている場合がほとんどです。このチアシードは一般的には黒い色をしていますが、中には白いものもあり、特徴なども微妙に異なっているのです。チアシードの一番の特徴は、とにかくよく水分を吸収してくれるという性質にあります。水分につけて10分ほどおくと、チアシードが水分を吸い込んで、周辺をゼリー状に変化させるのです。このときにチアシードは「グルコマンナン」というこんにゃくにも含まれる成分を作ります。ゼリー状になった部分はこんにゃくにも通じるプルプル感があるんですよ。
黒いものと白いものの違い
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チアシードには黒いものと白いものがあると述べましたが、その違いは色だけではなく、一般的な黒いチアシード(ブラックチアシード)に比べて、白いチアシード(ホワイトチアシード、もしくはサルバチアシード)の方がダイエットにより効果があると言われています。それは、その膨張率の差が理由なんです。水分を含んだときの膨張率が、ブラックチアシードは約10倍なのに対して、ホワイトチアシードは約14倍なのです。同じ量でも得られる満腹感が異なっているため、ダイエットにはホワイトチアシードがおすすめです。
チアシードには栄養がたくさん
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チアシードが優秀な食品とされる理由は栄養価の高さにあります。「人の生命維持にはチアシードと水があればよい」という言葉まであるそうですから、期待は高まりますよね。特に豊富に含まれているのは、たんぱく質、ミネラル(カルシウム、カリウム、鉄、亜鉛など)、ビタミンB群、食物繊維、α-リノレン酸など。これらの成分のなかで、特に注目すべきものはこちらです。
①α−リノレン酸
α−リノレン酸は、体内で作り出せない、必須脂肪酸の一つ。オメガ3系脂肪酸の一つで体内でIPAやDHAへ変換され、コレステロールや中性脂肪の値を低下させ、血液をキレイにしてくれる作用が期待できます。
②セレン(セレニウム)
セレン(セレニウム)はミネラルの1種で抗酸化作用が非常に高く、過酸化脂質の分解・抑制、老化予防、アンチエイジングに役立ちます。あまり聞き慣れない成分ですが、女性にとって注目しておきたい嬉しい作用があります。
③食物繊維
食物繊維はダイエット中なら欠かせない栄養素で、腸内環境を整え便秘対策に有効ですよね。チアシードは大さじ一杯(約10〜12g)で約3.4gの食物繊維をとることができます。100gに換算すると約34.4g!食物繊維が多いと言われるごぼうやアボカドの約7倍の量に相当します。
④鉄分
鉄分を含む食品は他にもありますが、チアシードは100g当たり約7.7mg。鉄分が豊富と言われるほうれん草の約3倍以上含んでいます。女性に欠かせない鉄分をスプーン一杯で、効率よく補えるのは、チアシードならではと言えるでしょう。