マラソンランナー異例の当日発表
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夏の風物詩・日本テレビ「24時間テレビ40 告白~勇気を出して伝えよう~」(8月26~27日)のチャリティーマラソンランナーの選定は遅れに遅れた末に結局、まさかの当日発表となった。この決定にもっとも異論が出ていたのは、実は日本テレビ内だった。幹部や24時間テレビの一部のスタッフが、すでに内定しているマラソンランナーの情報を頑なに明かさないため、局内は大混乱に陥っていた。例年ならばとっくに発表になっているチャリティーマラソンランナーだが、今年は異例の当日発表となり、本来番組サイドは亀梨和也などジャニーズのタレントが第一希望だったが、どうしてもその希望は叶わず当日発表という方式になったそうだ。
24時間テレビはマンネリ
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マンネリと言われて久しい24時間テレビ、チャリティーマラソンだが、当日発表ということでいつになく注目を集めていることは確かだ。まさに怪我の功名と言ったところだが、「いったい誰なの?」と盛り上がる“外野”と違って、内部からは不満が噴出していた。「当然、局の上層部と24時間テレビのチャリティーマラソンの関わるスタ ッフは、誰が走るのか知っています。だけど緘口令が出ているようで、局内にも一切漏れてこないのです。本当に一部の幹部とスタッフしか分からないんです。さすがにこの秘密主義に、局内が苛立っていますよ」と別の日テレ関係者。
「振り返番組」が深刻
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日テレ内の多くの関係者が腹を立てるのも無理もない。決して興味本位で知りたいわけではなく、仕事に関係してくるからだ。チャリティーマラソンを看板の一つとしている日テレは毎年、24時間テレビ当日に走る以外にも、報道・情報番組やランナーと関係が深いバラエティー番組等が密着し、盛り上げてきた。しかし、今年は当日発表のために当然、これはできないのだが、問題となっているのはいわゆる「振り返り番組」だ。翌日以降の日テレの様々な番組にランナーが出演し 、当日の模様を振り返ったりすることが恒例となっている。ランナーは日テレ内ではヒーロー・ヒロインとして手厚く扱われるのだ。
ランナーわからず日テレ内は困惑
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「マラソンを終えた後の“振り返り企画”が、各番組とも現状では一切進んでいないのです。それはそうですよ。誰が走るのか教えてくれないのだから、準備を進めることはできない。それでもマラソン後は何かしらの企画をやらなければならないため、関係してくる各番組のスタッフは頭を抱えていますよ」と制作会社関係者は語った。