金正男さんと言えば、朝鮮人民共和国の現在の最高指導者である金正恩総書記の異母兄で、日本では”まさお”として知られています。ここでは金正男さんの生い立ちや家族、そして暗殺についてまとめていきます。
金正男プロフィール
写真:アサ芸プラス
金正男さんは、北朝鮮のピョンヤンで生まれ、生年月日は1970年6月10日、または1971年5月10日と言われています。父親は金正日、母親は成蕙琳で現在北朝鮮の最高司令官である金正恩は異母弟にあたります。幼少期は金正日の隠し子といったような形で外部に知らされないように育ったと言います。スイスやモスクワ、北京などで生活していたとされ、2007年頃からはマカオに滞在している様子が伝えられています。金正日が他界し、金正恩が最高司令官になった後は、不仲説も浮上し2017年2月13日にマレーシアのクアラルンプール空港において、殺害されました。
日本に不法侵入
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そんな北朝鮮の重要人物である金正男さんですが、一度偽造パスポート使って日本に入国したこともあります。その驚くべき理由は「ディズニーランドに行きたかったから」というものでした。日本人記者からのインタビューでは、「ワカリマセン」と答えるなど、日本語も少しできる様子が報道されました。金正男さんは幼少期から留学をしていたため、朝鮮語はもちろん英語、フランス語を話せ、またロシア語と中国語もある程度理解ができるようなので、日本語も少し話せてもおかしくありませんね。日本では、金正男を日本語読みして”まさお”と親しまれていました。
金正男の家族
写真:M 家 の 実 情
北朝鮮のかなり重要な人物である金正男さんは、家族について知られているものもあまり多くありません。やはり身の安全を考慮して外部にも情報を出していないのだと思われます。なので、不確かな情報ばかり出回っているのですが、夫人が数人と息子・娘がいるということが言われています。驚くべきことは、夫人が一人だけでなく、世界中に複数人いるそうで、その中には日本人も含まれているとの噂です。夫人だけでなく愛人もいたということで、その中の一人が暗殺計画にも関わっていたなど、数々の憶測がされています。
息子・キムハンソル
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金正男さんの家族の中で唯一メディアに姿を出している人が息子のキム・ハンソルさんです。金正男さんは子どもが3~4人いるということですが、ハンソルさんはそのうちの一人です。ハンソルさんは海外のインタビューでは、「父(金正男氏)は常に僕に対し、家系のことは忘れ、自分の人生を生きなさいと言っていた」「両親はいつも僕に、目の前にある食べ物を食べる前に、普通の人々のことをまず考えてみなさいと言っていた。飢えに苦しむ人々のことを考え、自分の今の恵まれた状況について感謝しなさいと教えてくれた」「父(金正男氏)は政治に全く関心がなく、母は一般市民だった」などと語っていたそうです。
まとめ
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北朝鮮という国の最高司令官の長男として生まれ、政権を握った弟とは不仲で暗殺までされてしまったまさにドラマチックな人生を歩んだ金正男さん。金正男さん自身は政治や政権といったものに関心が少なく、争いごとを避けるような性格だったようです。マレーシアの空港で暗殺されたということですが、これについてもまだ真相は解明されていません。