噂のユーシン渓谷とは・・
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神奈川県足柄上郡山北町にある、美しすぎるブルーの川「ユーシン渓谷」ってどんなの?ってことで、今回は新緑と紅葉のスポットとして最近SNSなどで注目を集めているユーシン渓谷についてまとめてみました。いくつかのトンネルを通り、山道を歩いていくと広がる絶景。中でも、300mほどあるトンネルは懐中電灯がないと歩けないほど真っ暗!都内からも車で約90分とアクセスも便利なので、週末お出かけスポットとしておすすめの場所です。ぜひご覧ください。
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「ユーシン渓谷」という珍しい名の由来は諸説ありますが、大正時代に森林管理小屋の番人をしていた小宮兵太郎が「谷深くして、水勢勇まし」と語った言葉から、湧津と名付けたとも言われています。ユーシン渓谷までの道のりですが、玄倉バス停から玄倉川沿いを歩いて3つのトンネルを通り、第2玄倉発電所のダムまでの往復約13kmほどのコースを詳しく見て行きましょう。
玄倉バス停〜第2玄倉発電所
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小田急線の新松田駅から富士急湘南バスに乗り「玄倉」のバス停で下車。バス停付近にある玄倉商店の側にトイレがあります。この先のコースにはトイレがないので、ここでトイレを済ませておくようにしましょう。トイレを済ませたら出発です。こちらは玄倉商店から渓谷に向かうすぐ先にある玄倉大橋。
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左手には丹沢湖の雄大な光景が♪とくに紅葉シーズンはしっとりとした情景に、しばし立ち止まって眺めていたくなります。
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橋を渡り、いよいよ渓谷沿いの玄倉林道になります。ユーシンブルーもを見る前に、こちらの透明感のあるきれいな川を見て一息ついてみましょう!スタートから800m、約10分ほど歩くとついに玄倉第1発電所に出ます。その先に流れ落ちる水と周囲の木々とのコントラストが見事な人工の滝が見えてきます。
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そして良く見ると滝壺にはブルーの美しい水があふれているのがわかりますね。紅葉の時期はさらに綺麗ですよ。
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スタートから約40分ほどで、ユーシン渓谷と西丹沢県民の森への分岐点の標識が。スタートから約40分ほどで、ユーシン渓谷と西丹沢県民の森への分岐点の標識が。
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この辺りは崩落が多いことでも知られており、ネットが張られた個所も多いです。さらに落石が多い箇所には落石除けの洞門もあります。洞門を抜け、趣のある玄倉林道を進んでいきましょう。
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スタートから約4.7km。ようやく1つ目のトンネル、境隧道が。ここは懐中電灯なしでも大丈夫です。トンネルを抜けた先の壁の苔の緑が良い感じ。暑い日に訪れたら、壁にくっつきたくなるかも。奥に進むにつれ、光、木々、岩、水などが織りなす神秘的な光景が展開されていきます。
写真:kinarino.jp
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そしてスタートから約6km。いよいよ、2つ目のトンネル「新青崩隧道」に。こちらが例の300mも続く照明もないトンネルです。入り口から先のカーブを曲がると昼でも真っ暗で何も見えないので、懐中電灯を忘れずに持参しましょう。
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そして趣のある3つめのトンネル「石崩隧道」を抜けると渓流沿いの林道をさらに進むと玄倉ダムに出ます。ダムの小さな調水池はユーシンブルーと呼ばれる美しい青の水が溜まっています。透き通った綺麗なブルーに癒されますね。こんなに綺麗なブルーを楽しめるのはここしかないくらい魅了されますね。
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その奥にあるのが、玄倉第二発電所。往路のコースの終点です。ここから折り返して、往復約13キロです。
玄倉バス停までのアクセス
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スタートとなる玄倉バス停までは、小田急線の新松田駅から「西丹沢自然教室」行きの富士急湘南バスに乗り約45分、「玄倉」で下車します。ユーシン渓谷付近は車やバイクの乗り入れが禁止されているので、なるべく公共の交通機関を使いましょう。
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最近話題になっているユーシン渓谷ですが、いかがでしたか?都心からアクセスの良い場所に位置するユーシン渓谷。夕刻になると急速に暗くなり、さらに林道内は照明がなかったり、気温の変化も激しかったりするので、以下の注意をよく読んだ上でしっかりと支度を整えて、安全に快適に美しい光景を楽しむといいでしょう。ぜひ一度足を運んでみてくださいね!