毎年この時期になると音楽番組に出演する歌手のBoAさん(34)が17日、輸入が制限されている向精神薬を正式な手続きを経ずに日本から持ち込んだ不法輸入の疑いで、韓国検察の取り調べを受けたことが明らかになった。
BoAさんは所属事務所SMエンタテインメントの日本支社の社員を通じて処方を受けたゾルピデムなどを韓国の社員名義で持ち込もうとしたところ、摘発されたという。
所属事務所のSMエンターテインメントは「違法に持ち込もうとしたわけではなく、無知による間違い」と、悪意がないことを強調している。また、同事務によると、BoAさんは以前から不眠症に悩まされており、韓国で睡眠薬を処方されて服用していたが、めまいや嘔吐(おうと)などの副作用がひどくなったため、かつて日本で服用していた睡眠剤に切り替えようとしたとのこと。
しかし日本と韓国では薬の成分の規制が違い、日本の病院で正常な手続きを受けて薬を受け取ったとしても、該当の医薬品を持ち込むには許可が必要であったため、今回このような騒動に発展してしまったという。
所属事務所は「捜査機関から連絡を受けて自分のミスに気付いた社員は、捜査に積極的に協力し、2度とこのようなミスを犯さないと約束した」とコメント。BоAさんも誠実に事情聴取に臨んでいるようだ。
ネット上ではクスリ関係のワードが並ぶニュースに、心身の健康を心配する声も続出している。
毎年年末が近くなると、たくさんの歌番組や街中でよく耳にする「メリクリ」。今年の12月25日もMステに出演を予定していたが、今回の騒動で出演キャンセルにならないことを願うばかりだ。